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桜舞う その木の下で〜第2話〜

[191]  あばん  2007-03-16投稿
僕はとても緊張していた。クラスメイト、そして担任の先生。「さくら先生」というくらいだから、きっと女の先生だろう。きっとオバサン先生とか、あだ名がつくんだろうな…とか、不思議なことに先生のことが気になっていた。
8時30分、チャイムが鳴った。みんなはそれぞれ席についている。僕ももちろん自分の席についていた。みんながどう考えていたかは知らない。でも、僕は“オバサン”をイメージしていた。教室の扉をあけた彼女…。僕は息を呑んだ。なぜなら、たぶん僕は一目惚れしたんだ。“さくら先生”と“カノジョ”が重なって…。
さくら先生は見た目に似合わず、大きな声で話し始めた。自己紹介なんだろう。色白で華奢な身体。そのどこからそんな大きな声が出るんだろう…。そういえば“カノジョ”もそうだったかもしれない。そんなことを思い浮べながら、さくら先生に集中していた。
長くてやわらかそうな髪の毛。動くたびにサラサラと流れる。プリントを配る手つきがしなやかで。ひとつひとつの仕草、髪、指……だんだん気になり始めてきてしまっていた。特別綺麗なわけじゃない。ただ…“カノジョ”と重なるだけ…。

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