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Real7

[274]  HIRO  2007-03-16投稿
『なっ何でここにいるの?』
かなは驚きながらも聞いた。
『いやここら辺友達の家の近くやねん、でな自分ん家帰ろぉ思てたらなんか公園に誰かおるの気付いてな、よー見たら女の子やったし心配して声かけたらかなちゃんやったわけや』
亮は嬉しそう答えた。
『そうなんだ…もう帰るんでしょ?帰ったら?』
かなは無愛想に言った。
『夜中に女の子一人残して行けるほどな俺は馬鹿ちゃうで!しかも友達やったら尚更やで?』
亮は笑いながら答えた。
『お願いだから一人してくれない?』
かなは冷たく言った。
『いや帰らへんよ…どないしたん?』
亮が心配そうに言う。
『うるさいなぁ!一人にしてって言ってるでしょ!』
かなが強い口調で言い返した。
亮の優しさも今のかなにとってはウザったくなっていた。
『そうか?ほな家まで送るわ!』
亮が笑顔で言う。
『なっなんで送ってもらわないといけないのよ!一人にしてって何度言えば分かるの!?』
かなは驚きながらも言う。
『一人にさしてやるさかい自分ん家で一人になりぃ』
亮がまた笑顔で言う。
『ほな行こか!』
亮がかなと手を引っ張ったその時……かなにあの日の記憶が繰り返される……
『いやっ!!』
かなはいきなり亮を突き放した……
『痛っ!いきなりどないしたん?』
亮が戸惑いながらも聞く。すると……
『ごめん…一人で帰れるから……』
かながそう言い残して走り去っていった……
『ホンマどないしたんやろ……?』
亮はそう言いながら走り去って行くかなの後ろ姿を見ていた……

翌日……
かなは学校には来なかった……
亮は隣のクラスにいた。
『君彩ちゃんやんな?』
亮はかなの親友の彩の所に来ていた。
『君は亮クンだよね?』
彩は一度話したこともあってすぐ亮と分かった。
『いきなりどうしたの?』
彩が聞く。
『いやこないだな公園でかなちゃんと会ってん、それでなホンマ様子おかしくてな腕掴んだだけでむっちゃ嫌がってん…俺よほど嫌われとるんやろか…』
亮が暗そうに聞く。
『えっ?それは……』
彩は言葉が詰まる……あの日の事は彩もトラウマになっていた……
『なんかあったん?』
亮が不思議そうに聞く。
『ううん!何でもないよ!亮クン嫌われてるんじゃない?ドンマイ!』
彩はとっさに笑顔で言った。

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