もとかれ (8)
あれから、クリスマスの時期がやってきて私は康の家族とクリスマスを過ごした。
お互い、プレゼントを買うお金もなくて、プレゼント交換は出来なかったけど、とても楽しいクリスマスだった。
もうすぐお正月がやってくる。
康のお母さんの実家は、この街から少し遠い場所で、康の家族はお正月に実家へ行く予定みたいだ。
もちろん、康も。
私は、お母さんに呼ばれた。
「奈美、お正月なんだけど…」
申し訳なさそうに、お母さんは私に話し出す。
「実家にね、行こうと思うんだけど、奈美は連れていけないの。 この家で一人で居させるのも心配だし…… 親に連絡して、一度、お家に帰ってみたらどうかな……?」
確かに、私だけここに居る訳にはいかない。ここは、私の家じゃなくて康の家だから…
「わかった。親に連絡してみる。」
私はうなずいて、お母さんに言った。
親と話すのは家出してから一度もなくて、少し緊張した。
携帯電話から、私は親へ連絡した。
「お母さん、私、お正月は帰るから。」
お母さんは、私を心配していたようだった。私を叱ったりはしなかった。
「今まで何処にいたの?心配したじゃない!とりあえず、帰っておいで……お父さんにも伝えておくから。」
「うん…。」
何ヶ月ぶりにお母さんの声を聞いた。
私はお正月が終わったら、康の家に戻ってくるつもりでいた。
12月末、私は久しぶりに家に帰る。 康とキスをして、少しだけの「お別れ」をした。
私は康の家から実家へ戻った。
「…ただいま。」
迎えてくれたのはお母さんだった。
「おかえり。」
優しく言ってくれた。
お父さんも、私を叱らなかった。
私は、康の事、康の家族の事を両親に話した。そこに、私が何ヶ月かお世話になっていた事も。
私はお正月を自分の家族と過ごした。
康からは、時々電話がくる。
「奈美、元気か? 俺、もうすぐ帰るからな! 風邪ひくなよ!」
「うん!待ってるからね」
そうしてお正月が過ぎて、康は家に帰ってきた。
私も康の家に行こうと用意した。
でも……… 私の両親は反対していた。
お互い、プレゼントを買うお金もなくて、プレゼント交換は出来なかったけど、とても楽しいクリスマスだった。
もうすぐお正月がやってくる。
康のお母さんの実家は、この街から少し遠い場所で、康の家族はお正月に実家へ行く予定みたいだ。
もちろん、康も。
私は、お母さんに呼ばれた。
「奈美、お正月なんだけど…」
申し訳なさそうに、お母さんは私に話し出す。
「実家にね、行こうと思うんだけど、奈美は連れていけないの。 この家で一人で居させるのも心配だし…… 親に連絡して、一度、お家に帰ってみたらどうかな……?」
確かに、私だけここに居る訳にはいかない。ここは、私の家じゃなくて康の家だから…
「わかった。親に連絡してみる。」
私はうなずいて、お母さんに言った。
親と話すのは家出してから一度もなくて、少し緊張した。
携帯電話から、私は親へ連絡した。
「お母さん、私、お正月は帰るから。」
お母さんは、私を心配していたようだった。私を叱ったりはしなかった。
「今まで何処にいたの?心配したじゃない!とりあえず、帰っておいで……お父さんにも伝えておくから。」
「うん…。」
何ヶ月ぶりにお母さんの声を聞いた。
私はお正月が終わったら、康の家に戻ってくるつもりでいた。
12月末、私は久しぶりに家に帰る。 康とキスをして、少しだけの「お別れ」をした。
私は康の家から実家へ戻った。
「…ただいま。」
迎えてくれたのはお母さんだった。
「おかえり。」
優しく言ってくれた。
お父さんも、私を叱らなかった。
私は、康の事、康の家族の事を両親に話した。そこに、私が何ヶ月かお世話になっていた事も。
私はお正月を自分の家族と過ごした。
康からは、時々電話がくる。
「奈美、元気か? 俺、もうすぐ帰るからな! 風邪ひくなよ!」
「うん!待ってるからね」
そうしてお正月が過ぎて、康は家に帰ってきた。
私も康の家に行こうと用意した。
でも……… 私の両親は反対していた。
感想
感想はありません。