もとかれ (9)
確かに、私も、康に出会ってから変わった。迷惑かけてるっていつも思っていた。
毎日一緒にいたいけど、私はもう孤独じゃない。
康がいる……
だから、家は別々でも、我慢しよう。
私は、両親に言った。
「私、家に戻るよ。」
両親は驚いた顔をした。
きっと、今までの私みたく、「家に居たくない!」と言うのだと思ったのだろう…
「わかったわ。 それじゃあ、今までのお礼を康くんの両親にしなくちゃね。」
とお母さんが言って、電話を手にとった。
私が康の電話番号を教えると、お母さんは、康の両親に電話をかけた。
「本当に申し訳ありませんでした。お世話なりました…」
お母さんは、電話中、何度も頭を下げ、お礼をしていた…
私は、康に電話を代わってもらい、康にこの事を伝えた。
「康、ゴメンね。そっちに行こうと思ったけど、もう迷惑かけれないし…」
「そっか。でも家は遠くないしいつでも会えるしな! 俺も奈美の親には挨拶したいし。」
「うん、ありがと…」
そうして私達は別々に暮らすようになった。
康はたまに私の家に遊びに来てくれる。もちろん私の両親にも挨拶を済ませてくれた。
私の両親は、康の事を気に入っている。もし、康がいなかったら私はきっと家には帰っていないし、もっとヒドくなってかもしれない。
それから一ヶ月。
相変わらず、康は遊びに来てくれる。
でも、今日は康の様子が変だった。
「奈美? …俺さ、この街、出ようと思ってるんだ。」
「え!?何、急に?」
康は真剣な顔で私に説明してくれた。
康の両親が、いつまでも仕事をしない康を見て、薦めたと言う。
いわゆる、『出稼ぎ』だった。
「で、康はどうするの!?行くの? 私はどうなるの…」
「ゴメン……遠距離になるけど、俺、ずっと奈美の事愛してるし! 出稼ぎにでも行って、男らしく成長してきたいんだ。」
「………」
「きっと、今のままじゃ、奈美を幸せにできない。」
「……わかった。」
私は涙をこらえて言った。
離れるなんて耐えられない!遠距離なんてした事がないし、お互い、気持ちが変わってしまうかもしれない。
でも、私は康を応援しようと思った。
毎日一緒にいたいけど、私はもう孤独じゃない。
康がいる……
だから、家は別々でも、我慢しよう。
私は、両親に言った。
「私、家に戻るよ。」
両親は驚いた顔をした。
きっと、今までの私みたく、「家に居たくない!」と言うのだと思ったのだろう…
「わかったわ。 それじゃあ、今までのお礼を康くんの両親にしなくちゃね。」
とお母さんが言って、電話を手にとった。
私が康の電話番号を教えると、お母さんは、康の両親に電話をかけた。
「本当に申し訳ありませんでした。お世話なりました…」
お母さんは、電話中、何度も頭を下げ、お礼をしていた…
私は、康に電話を代わってもらい、康にこの事を伝えた。
「康、ゴメンね。そっちに行こうと思ったけど、もう迷惑かけれないし…」
「そっか。でも家は遠くないしいつでも会えるしな! 俺も奈美の親には挨拶したいし。」
「うん、ありがと…」
そうして私達は別々に暮らすようになった。
康はたまに私の家に遊びに来てくれる。もちろん私の両親にも挨拶を済ませてくれた。
私の両親は、康の事を気に入っている。もし、康がいなかったら私はきっと家には帰っていないし、もっとヒドくなってかもしれない。
それから一ヶ月。
相変わらず、康は遊びに来てくれる。
でも、今日は康の様子が変だった。
「奈美? …俺さ、この街、出ようと思ってるんだ。」
「え!?何、急に?」
康は真剣な顔で私に説明してくれた。
康の両親が、いつまでも仕事をしない康を見て、薦めたと言う。
いわゆる、『出稼ぎ』だった。
「で、康はどうするの!?行くの? 私はどうなるの…」
「ゴメン……遠距離になるけど、俺、ずっと奈美の事愛してるし! 出稼ぎにでも行って、男らしく成長してきたいんだ。」
「………」
「きっと、今のままじゃ、奈美を幸せにできない。」
「……わかった。」
私は涙をこらえて言った。
離れるなんて耐えられない!遠距離なんてした事がないし、お互い、気持ちが変わってしまうかもしれない。
でも、私は康を応援しようと思った。
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