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背中(3)

[227]  かほ  2007-03-16投稿
卒業式から三日
合格発表。
合格を確認してあたしは学校に報告に行った。
それから少しして職員室を出た。
ゆっくりと靴箱に向かう

「うそ・・・」
そこにはもう会えないと思っていたあいつがいた
あいつも合格報告しにきたんだ、、、
あいつは気付いてなくて帰ろうとしている
「ねえ!!」
呼びとめた
勇気をふりしぼって。「合格!おめでとう」
「お前もな」
「うん。ねえ、聞いてもらいたいこと、、、ある」
「ん?」
「変なこと言っていい?」「いいよ」

「好き、、、好きなんよ。あたしはあんたのことが。」
赤面して下をむく
「ありがとう」
あいつの声であたしは顔をあげた
「でも俺は友達としてお前が好きだよ」やばい、泣く。「うん、いいよ。聞いてくれてありがとう」
気付けばもう涙が流れてた
「泣くなよ、泣いても俺なにもしてやれねえよ?」
「いいから、わかってるからもう帰って・・・?」
「お前が泣くから帰れねえだろ」
「ごめん、ありがとうでも本当いいから」
−トンッ・・
あたしはあいつをおした
そして笑った
「じゃあ、ありがとう」
「わかった。じゃあな」
あいつが帰ってく
大好きだった背中をずっと見送った

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