殺し合いごっこ? 第26話
『これは…囮だ!!』
今まで何回も元軍隊の人間と闘ってきた快はそう確信した。
そして瞬時に両腕を赤い鋭利な約40センチの4本の鉤爪へと変化させて戦闘体制へと入る。気が付いてから戦闘体制に入るまで0.4秒。鬼人達は生物の常識を超えた速さの世界で闘う。しかしすでに15発の弾丸が首に命中していた。だがオニ化した皮膚はそう簡単に銃で打ち抜く事は出来ない。
四方から放たれる銃弾を躱し低い体制から一気に快から見て一番右端の旧陸軍兵士のすぐ横に移動しすれ違う。その瞬間、相手の左脇腹を切り裂く。振り向いてから切り裂くまで0.6秒。普通の人間には快が消えた様にしか見えない。
そして今度は快が後ろから3人を攻撃する。2人目は頸椎に鉤爪を突き刺し瞬殺。鉤爪を抜く刹那、血が吹き出す。
そして3人目は首をスパッと切られた。首が斜めに切られた切り口に沿う様に首がずれ落ちる。
そして最後の一人、女性自衛官の頸動脈を切り裂いた 。
辺りは再び静けさを取り戻した。
快は敬を構っている暇は無かった。
『敬の奴・・・もしかして・・・』
快の脳裏に不安が過ぎったその時。
「快さ〜んこっちは終りましたよ。」
気の抜けた敬の返事が返って来た。振り向くとそこには5人のバラバラになった兵士の死体があった。
「このAK‐47って奴、当たると結構痛いっすね〜」
快は信じられなかった。昨日鬼人になったばかりの新米がAK‐47の弾道を見切った事。そして敬の皮膚が銃弾に耐えたからだ。
「お前・・・そいつら全員倒したのか?」
「俺以外に誰が居るんですか?ドアが開いた時、後ろに誰かいるって気が付いたんですけど・・・前からも足音が聞こえたので俺達を挟み撃ちにするんじゃないかって思ったんです。だから後ろは快さんに任して俺は前の敵を殺したんです。」
快は敬の戦闘能力と洞察力にただ唖然とするしかなかった。そして快はこう確信した。
『こいつは・・・本当の天才だ・・・』
プルル・・・
プルル・・・
「何だ?電話か」
突然電話の着信音が流れた。女性自衛官のすぐ側にその携帯電話はあった。
敬はその携帯電話の通話ボタンを押した。
「もしもし鬼神です!!秋山さん!!逃げるって一体どこに?あれ?秋山さん?もしもし・・・」
今まで何回も元軍隊の人間と闘ってきた快はそう確信した。
そして瞬時に両腕を赤い鋭利な約40センチの4本の鉤爪へと変化させて戦闘体制へと入る。気が付いてから戦闘体制に入るまで0.4秒。鬼人達は生物の常識を超えた速さの世界で闘う。しかしすでに15発の弾丸が首に命中していた。だがオニ化した皮膚はそう簡単に銃で打ち抜く事は出来ない。
四方から放たれる銃弾を躱し低い体制から一気に快から見て一番右端の旧陸軍兵士のすぐ横に移動しすれ違う。その瞬間、相手の左脇腹を切り裂く。振り向いてから切り裂くまで0.6秒。普通の人間には快が消えた様にしか見えない。
そして今度は快が後ろから3人を攻撃する。2人目は頸椎に鉤爪を突き刺し瞬殺。鉤爪を抜く刹那、血が吹き出す。
そして3人目は首をスパッと切られた。首が斜めに切られた切り口に沿う様に首がずれ落ちる。
そして最後の一人、女性自衛官の頸動脈を切り裂いた 。
辺りは再び静けさを取り戻した。
快は敬を構っている暇は無かった。
『敬の奴・・・もしかして・・・』
快の脳裏に不安が過ぎったその時。
「快さ〜んこっちは終りましたよ。」
気の抜けた敬の返事が返って来た。振り向くとそこには5人のバラバラになった兵士の死体があった。
「このAK‐47って奴、当たると結構痛いっすね〜」
快は信じられなかった。昨日鬼人になったばかりの新米がAK‐47の弾道を見切った事。そして敬の皮膚が銃弾に耐えたからだ。
「お前・・・そいつら全員倒したのか?」
「俺以外に誰が居るんですか?ドアが開いた時、後ろに誰かいるって気が付いたんですけど・・・前からも足音が聞こえたので俺達を挟み撃ちにするんじゃないかって思ったんです。だから後ろは快さんに任して俺は前の敵を殺したんです。」
快は敬の戦闘能力と洞察力にただ唖然とするしかなかった。そして快はこう確信した。
『こいつは・・・本当の天才だ・・・』
プルル・・・
プルル・・・
「何だ?電話か」
突然電話の着信音が流れた。女性自衛官のすぐ側にその携帯電話はあった。
敬はその携帯電話の通話ボタンを押した。
「もしもし鬼神です!!秋山さん!!逃げるって一体どこに?あれ?秋山さん?もしもし・・・」
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