携帯小説!(PC版)

トップページ >> ミステリ >> じん面ケン同好会、、

じん面ケン同好会、、

[550]  ホッチ  2007-03-17投稿
今時珍しい、だるまコタツがある、、今にも消えそうな明かりのもと。
私を含め六匹の犬がフセの状態で円をつくり向かい合う、、。

皆顔は人間、、不気味な集いだ。

私に声を掛けてきたメスが場をしきり、語りだす、、。

議題は私たちが人間に認められるにはどうしたらいいという内容、、無理だろ、、。
こんな姿で可愛がってくれる人間などいるはずがない。
実験材料かハクセイになるか、そんな扱いだろう。
話半分に私は他のメンバーを観察する。

議長のメス、、。
幼い兄弟、、。
オバサン、、。
イケメン、、。

今気付いたが、もう一つ人の顔した石が転がっている、、、あれもメンバーなのか?

石ゆえに意志がない、、。

うまいことをいったとニャニャしている自分をよそに、メスとオバサンが激論を交している、、。

はなしても無駄なのに。

イケメンがため息混じりで呟く、、私も同意し頷く。

兄弟は脅えていて、二人抱き合ったままだ。

石は無言をつらぬく、、。



まだ議論は続いていたが、参加するのもめんどいのでイケメンと世間話をすることにした。

彼は彼女に振られたのをきっかけに自殺した人らしい、もったいない、、その顔があればまだまだ女は捕まったのに。

彼は照れ笑いし、『後悔してる』とだけ呟く。

まだ議論は終わりそうもない、、。

兄弟が震えていたので側へ行くと、肩がピクンと反応し。塞ぎ込む。

大丈夫だよ、私は怖くないよと伝え。軽いジョウクをとばしやっと彼等に笑顔が戻った。

話を聴くと、彼等は家庭内暴力の末命をおとしたらしい。
腐った世の中だ、、やっぱ人間は信頼できない。

終始彼等を慰めた。

石は無言をつらぬく、、。

突然入口の戸が開き、人間が一人入ってきた!!


感想

感想はありません。

「 ホッチ 」の携帯小説

ミステリの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス