携帯小説!(PC版)

トップページ >> ミステリ >> with、、、?-2

with、、、?-2

[556]  由彩  2007-03-19投稿

「綺麗、、、ねぇ、月がキレイだよ。」

「あぁ。本当に。」

「あたしたちを見てるみたいだね。」

「んー、あたしたちをじゃなくて、月はみんなを見てるんだ。」

「そうだけどさっ。」

「でも好きだよ。月。
優しくて、落ち着いてて、癒される。」

ちょっとクサかったかな。。。照れながら彼女の顔を見る。
じっと見ている彼女に、さらに照れてしまう。
彼女は、話を続けた。

「この月は、ずっとあたしたちを見続けてくれるかなぁ?」

「うん、きっとね。
日の光が届かなくなっても、今日のこの月の光は、僕達の上に輝いているよ。
むしろ、そうであってほしい。」

思ったことを述べた。
彼女の華奢な腕が僕の背中に伸びる。

「ミオ、、、。」

彼女は、幼い子供のように、僕を呼び続ける。
僕はその回数分彼女をの名を呼び、さらさらの髪を撫で、彼女の唇を奪う。

月が傾いてきた頃、

「行きますか?」

「うん。」

僕は、彼女の手をしっかり握る。
彼女も握りかえしてくる。
ふと頭に浮かぶコトバ。

「ありがとう。」

「愛してる。」

彼女の目から大粒の涙がこぼれる。
僕も少し泣いた。

息を調える。
合図ば僕が出すようにと、彼女が呼吸をあわせる。

「合い言葉は、、、」

『満月がかける前に!!』



若い二人の声は、話し声から悲鳴に変わり、暗い闇へと吸い込まれていった。

感想

感想はありません。

「 由彩 」の携帯小説

ミステリの新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス