あれは、俺の中学卒業式の日の事だった
『おーい、智貴〜(ともき)』
『何だよ、健太(けんた)うるせぇ教室に居るんだからもっと小さな声で呼べ』
こいつは健太。俺の小学生からの付き合いだ、まぁ仲は良い。ただ…少しうるさい…まぁうちのクラスにうるさくないやつなんか居ないだろうが…
ちなみに俺は……皆が馬鹿やってるのを見てただ笑ってるだけだ。そんなに自分から馬鹿をやるほうではない
『んなこと知ってるっての。てかよ今日卒業式だぞ！卒業式！！』
『それこそ知っている、で…何だよ』
『だからさぁ！卒業式って事は一年や二年から第二ボタン下さいっ…とか言われるかもしれないだろ！？』
(そんな古い事を言ってくるような奴はもういないっての……)
内心そう思いながら健太のマシンガントークを聞き流していた…
でもやっぱり卒業式というのはやっぱり大事みたいで女子は写真を撮ったり悲しんだりしているみたいだった…
そして式が始まりくそ長い市長式辞やら答辞やらをなんとか聞き流し別れの歌という物がきた。
流石にこの時には涙が流れたね…
俺はクールキャラじゃないからな…
でも…そんなに俺が泣くのがおかしいか？やたらと見てくるな…

感想はありません。

• Life?

もっと見る

• 片想いでも、恋は恋☆5
• 自分のための物語
• 恋人は背後霊３２
• 慣れ愛
• 2019年10月20日
• 恋人は背後霊３１
• セピア色(カラー)5

もっと見る