携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 19歳 

19歳 

[405]  さくら  2006-01-27投稿
第1話

「ピンポーン、ピンポーン」狭い部屋に高いインターホンの音が響く。冷たいフローリングに仰向けで寝て、天井を見上げて麻衣は言った。「またか・・・」テレビも電気もつけず、息を潜める。これが麻衣の日課だった。麻衣は19歳の短大生。友達が合コンやクラブに足を運び、または彼氏とデートをしていると言うのに遊び盛りの19歳の麻衣はすでに感情を捨てたロボットのようだった。
「行った?」覗き穴を見る。いないようだ。借金の取立てである。
麻衣は田舎から都会に出てきた女だった。夜のネオンがまるで輝く宝石のように感じた事もあった。都会は面白い。この面白さがきっと麻衣を地獄に落としたのだろう。

感想

感想はありません。

「 さくら 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス