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復讐の教室VOL3

[363]  MASH  2007-03-24投稿
さて、その後の話をしよう俺が仕掛けた偽手紙に、里中はズッポリとはまった。始業のチャイムとほぼ同じぐらいに里中は登校してくる。里中が大柄な体を席に落ち着かせる。
その時里中の視線が一カ所でとまる。
手紙を見付けたのだ。
里中がその汚れた手紙を広い上げ、太い指で開く。
読み始めた。
俺には鈍い里中の頭が手紙の中身を理解する時間が永遠のように感じられる。
里中の目の動きが止まった朝のぼーっとした顔がゆっくりと赤みを帯び、一種の凄みをかもしだしている。事態の展開はあまりにも急だった。
里中は1番右の列、前から3番目、隆の席に突進した
なにごとかと、振り向いた隆の顔が、里中の拳で吹っ飛んだ。
バランスを崩した隆は椅子と共に仰向けに倒れる。
その倒れた隆の鳩尾を里中が七十キロはあろうかという体重をかけ、思いきり踏み付ける。
一回
二回
三回
四回目で隆は血をはいた。里中は隆のあごを持って隆を引きずり上げると、その顔をコンクリートの壁に打ち付ける。
またしても
一回
二回
三回
壁は真っ赤になった。
そこでやっと先生が教室に入ってきて事の重大さに気付いた。
先生が止めに入るがその間にも里中は隆の顔を殴り続けていた。
応援に駆け付けた先生に里中は取り押さえられた。
里中が登校してからほんの三分の出来事だった。

次の日から隆はもちろん里中も学校にはこなくなったしばらくして聞いた噂では隆は二、三ヶ月入院したあと養護学校のような所にいったらしい。
里中の情報はいりみだれている。
違う学校に行ったという話もあれば、少年院にいるともいう。
しかし本当の事は誰もしらない。
あの手紙はどうなったのだろうか。
先生が理由を聞いたとき里中は黙秘を続け、隆はしゃべれなかった。
真相は闇の中らしい。

俺のクラスではその後あのずんぐりむっくりの豚野郎へのいじめが始まった。
皆、里中達へのうとましさや怒りを感じていたようだ
俺は今、とても楽しい中学校生活を続けたている。
実は彼女もできた。
この先には希望と栄光の日々が待っていることだろう
世の中は大きなトラブルの塊である。
ちょっとした刺激をあたえてやれば
我々の日常など消し飛んでしまうのだ。

感想

  • 6575: カスだな [2011-01-16]

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