携帯小説!(PC版)

[94]  かきうめや  2007-03-24投稿
「濡れたらいけないだろ?」

そう言って、自分の傘を差し出してくれた。パラパラとしか降ってないのに。

私は別に濡れてもいいのに

貴方は濡れて風邪をひくのを常に心配してくれた。


でも、もう心配はしてくれない。



いつからだっけ?

私は全然気付かなかった。
二人の間に雨が降り、水溜まりができていたのを。
貴方がそれに気付かないふりをしていたのかもね。


今度は私の中で雨が降り続いて…それが晴れるのはいつになるか分からない。

涙が雨のように降り続ける。きっとダムが出来るくらい。それでもまだ止まらない。

泣いて泣いて

枯れるまで泣いて

貴方のぬくもりや
言葉、仕草を思い出して泣いて泣いて…


やがて、雲が消えて虹ができる。

その時、私は次の思い出作りへと―\n
きらきら太陽が私を呼んでいる。

心配いらないよ。
一応傘はちゃんと持ってくね。

いいよね?


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