藍色の時間 4
「なんか…なんでか会わなくなっちゃったよね、私たち」
そう言って、藍は席に着いた。
藍とは高校の頃、同じデザインの授業を受けていて、知り合った。
なにげなく受けてみたデザインの授業だったが、いざやってみると、はまってしまった。それは藍も同じだった。
いつの間にか、俺と藍は意識的に通じるものを感じて、同じ時を過ごすようになっていた。
まだ子供と大人の境目の…今思えば、かわいらしい純粋な幸福を感じている時だった。
そして高校を卒業後、俺は大学のデザイン学部に、藍はデザイン系の専門学校へと道を違えた。
場所は違っても、今までと同じ。
そう、思っていた。
それからも、しばらくは連絡を取り合ったり、会ったりしていた。
だが、それぞれの勉強にのめり込むうちに、俺たちはいつの間にか関係が絶たれていた。
「積もる話がいっぱいだよ」
これまでの事を思い返し、俺はふっと顔が緩んだ。
「私も」
藍も複雑な笑顔を見せた。
そう言って、藍は席に着いた。
藍とは高校の頃、同じデザインの授業を受けていて、知り合った。
なにげなく受けてみたデザインの授業だったが、いざやってみると、はまってしまった。それは藍も同じだった。
いつの間にか、俺と藍は意識的に通じるものを感じて、同じ時を過ごすようになっていた。
まだ子供と大人の境目の…今思えば、かわいらしい純粋な幸福を感じている時だった。
そして高校を卒業後、俺は大学のデザイン学部に、藍はデザイン系の専門学校へと道を違えた。
場所は違っても、今までと同じ。
そう、思っていた。
それからも、しばらくは連絡を取り合ったり、会ったりしていた。
だが、それぞれの勉強にのめり込むうちに、俺たちはいつの間にか関係が絶たれていた。
「積もる話がいっぱいだよ」
これまでの事を思い返し、俺はふっと顔が緩んだ。
「私も」
藍も複雑な笑顔を見せた。
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