携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> もとかれ (14)

もとかれ (14)

[204]  ココロ  2007-03-25投稿

康……

ずっと抱きしめて欲しかった。
康が変わってしまっても、この温もりだけは変わらない。
私も康を抱きしめた。
愛しい康の体をキツク抱きしめて、もう離れたくないと思った。

「…奈美」

康の温かい唇が私の唇へ…
何度も何度もキスをして、一年分の時間を埋めるようだった。

私達は、近くのホテルへお泊りをした。
何度も愛を確かめ合って、体を重ねていた。

「愛してる…」の言葉だけが部屋に響いていた。


でも康はまた、仕事で戻らなければならない。
康は、‘またやり直そう’って言ってくれたけど私は約束はしなかった。
また同じ事になる気がして怖いから…
でも、本当に康が戻ってくるまで康を待っていると伝えた。
それまでは、軽く電話やメールのやりとりだけで私は十分だよ。
だから、信じて待っています。



康はその二日後、この街を発った。
もちろん、見送りもしなかった。一年前みたく、涙なんか流してないよ。
私は私で康が戻ってくるまで頑張っていきます。




それから、夏がきて、私は毎日仕事を頑張っています。
もちろん、康とはメールもしてるけど、私と康は、友達以上恋人未満の関係が続いている。
例えばお互い、彼氏彼女ができたとしてもいいと思ってる。
どんな事があっても、最後には一緒になると思っているから。


私は職場で出会った人から告白されていた。私の事が好きで好きで、毎日のように‘付き合って欲しい’と言われている。

私は軽い気持ちでOKした。

その人は私と同じ年のアキラ。
背が高くて色白で王子様のような人だった。
何より優しい性格で一途…
私を心から愛してくれている。

私はそんなアキラに少しずつ惹かれていった。

感想

感想はありません。

「 ココロ 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス