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自殺自演、、

[661]  ホッチ  2007-03-29投稿
自室で、、、明かりは机に揺れる儚きロウソク。

せつないバラード、、意識して聞いたこともなき。今はなぜに涙する、、。

学校近くで購入したありきたりな大学ノート、、、心沈む度書きなぐった、けして日記とは言えぬ叫び。

最後になるやもしれん、今一度読み返し。
涙と言われる塩水をノートへ染み込ませる。

僕はここにいるよ、、。

ここにいる現実、存在だけは名残惜しむかのよう刻むこととしよう、、。

最後のページは白紙、、これから書き込むであろう青い線を見つめ頭でつくっては消し、つくっては消し、、、CDは唱い終わり沈黙が部屋を包む。

『遺書』

世に知られるこの書は、そのとき思う本人の感情を綴る、、。

私は違う、そんな書き置き残すのはたんなる逃げ。現世からの別れを惜しむ矛盾しか生まぬ、、。


チリチリ音をたてる明かりをたよりに最後の書を完成させる。

「あなたは自分が好きですか?」

『いえ、、私は嫌いです。』

「生まれ変わりを信じますか?」

『いえ、信じていませんし。こんな人間は要らないと思います。』

「好きな言葉はありますか?」

『好きだった言葉なら〔独りじゃない〕です。』

「あなたの尊敬する人はいますか?」

『いません、、いたらこんな緊迫感ないと思います。』

「死についてどう思いますか?」

『報いだと思います。』


「ありがとうございました、それではいってらっしゃい、、。」





今日学校の帰り道、イキツケの音楽ショップで買ったCDにこんな紙が入っていた。

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