殺し合いごっこ? 第30話
勇の刃は割り込んできた赤髪の長身の男の刀と化した左右の腕に挟まれる様な形で防がれた。
「一人で出歩いたら危ないですよ。摩羅(マラ)様。」
「だってぇ〜お腹空いたんだもん。」
甘い声で敬に出歩いた理由を言った。
「そんな理由で…そんな事より久しぶりだな鬼神。てめぇを殺しに来たぜ。」
「なんだ?このガキをそんなに殺したいのか?悪いがこのビビリを殺したら俺も死ぬんでね。殺させはしない。」
「なんだお前!?もしかしてお前、オニに体を乗っ取られてるのか?」
「ご名答。ビビリには本格的な戦闘はまだ早いからな。」
「敬〜早くその男殺しちゃって。十分味わったからもう要らない。」
「了解。」
そう言うと二人は離れて間合いを取った。
先に仕掛けたのは勇だった。
敬の左脇に神速の速さで移動し、右下から左上へと斬りかかる。
勇の攻撃を敬は左腕でガードし右腕で突きを繰り出す。 だが勇はその突きを右足を軸にした左回りの体裁きで躱しそのまま勢いを殺さずに一回転し敬の背後に回り込み首を狙う。 だが勇の動きを全て音で感知した敬は首を狙った一撃をしゃがんで躱し、左足を軸にした左回りの体裁きで低い体制から勇の胴を狙う。勇を真っ二つにするつもりだ。
しかしその暫撃を勇は上へジャンプして躱し上からオニの左腕を降り下ろす。
敬は降り下ろされた暫撃を両腕をクロスさせてガードした。さらに動きが止まっている隙を利用し勇の腹を蹴飛ばした。勇は不意打ちに対処出来ずに倒れて行く。
『もらった!!』
敬は両腕を交差した状態からそのまま腕を降り下ろす。だが勇はマトリ〇クスの弾丸避けの様に後ろに倒れながら体を反らし、ブリッチに移行、その状態から更に倒立に移行してそのまま後ろに一回転するような形で再び立上がった。両腕からの攻撃を避けて立上がるまで0.3秒。彼等の戦闘はコンマ1秒の遅れが命取りになる。
そして普通の人間なら見えるはずの無いコンマ1秒以下の世界を彼等は見る事が出来る。
勇も敬はスピードもパワーもテクニックも互角だった。均衡は全く破れない。
『くそ!!もう時間ねぇ!!早くしないと10分経っちまう…何かねぇのか…そうだ!!』
勇は一気に敬に詰め寄った。敬は両腕を交差してガードする。
『今だ!!』
勇はさっき敬が勇にやった様に敬の腹を蹴飛ばした。
「一人で出歩いたら危ないですよ。摩羅(マラ)様。」
「だってぇ〜お腹空いたんだもん。」
甘い声で敬に出歩いた理由を言った。
「そんな理由で…そんな事より久しぶりだな鬼神。てめぇを殺しに来たぜ。」
「なんだ?このガキをそんなに殺したいのか?悪いがこのビビリを殺したら俺も死ぬんでね。殺させはしない。」
「なんだお前!?もしかしてお前、オニに体を乗っ取られてるのか?」
「ご名答。ビビリには本格的な戦闘はまだ早いからな。」
「敬〜早くその男殺しちゃって。十分味わったからもう要らない。」
「了解。」
そう言うと二人は離れて間合いを取った。
先に仕掛けたのは勇だった。
敬の左脇に神速の速さで移動し、右下から左上へと斬りかかる。
勇の攻撃を敬は左腕でガードし右腕で突きを繰り出す。 だが勇はその突きを右足を軸にした左回りの体裁きで躱しそのまま勢いを殺さずに一回転し敬の背後に回り込み首を狙う。 だが勇の動きを全て音で感知した敬は首を狙った一撃をしゃがんで躱し、左足を軸にした左回りの体裁きで低い体制から勇の胴を狙う。勇を真っ二つにするつもりだ。
しかしその暫撃を勇は上へジャンプして躱し上からオニの左腕を降り下ろす。
敬は降り下ろされた暫撃を両腕をクロスさせてガードした。さらに動きが止まっている隙を利用し勇の腹を蹴飛ばした。勇は不意打ちに対処出来ずに倒れて行く。
『もらった!!』
敬は両腕を交差した状態からそのまま腕を降り下ろす。だが勇はマトリ〇クスの弾丸避けの様に後ろに倒れながら体を反らし、ブリッチに移行、その状態から更に倒立に移行してそのまま後ろに一回転するような形で再び立上がった。両腕からの攻撃を避けて立上がるまで0.3秒。彼等の戦闘はコンマ1秒の遅れが命取りになる。
そして普通の人間なら見えるはずの無いコンマ1秒以下の世界を彼等は見る事が出来る。
勇も敬はスピードもパワーもテクニックも互角だった。均衡は全く破れない。
『くそ!!もう時間ねぇ!!早くしないと10分経っちまう…何かねぇのか…そうだ!!』
勇は一気に敬に詰め寄った。敬は両腕を交差してガードする。
『今だ!!』
勇はさっき敬が勇にやった様に敬の腹を蹴飛ばした。
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