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俺は天使 後編

[435]  オズ・クレマン  2007-03-29投稿

地がでた俺に、 女はこの上なく驚いていたが 暫くして、呟いた



「・・・、 少し 考える時間を頂いてよろしいですか? 」

呆れた女だ 自分の願いは本当に、他人の幸せ だけだったみたいだ・・・



俺は、数日経って 女に会いに行った

女の願いを叶えるために




『 オイ 女! 願い事 考えたか? 』


「 あ、天使さま。 本当に 自分の幸せだけを願って良いのですか?」


まだ 言うか、この女
本っ当 変わった女だな

『 おぅ! 何でも言ってみろ!』


「 はい 、 ・・・あの 私の願いは、

天使さまの恋人になることです。」






ぇ えぇぇーーーっ!?
俺の こ こここ恋人だとぉぅ!?



俺はうろたえながら 女に訊ねた

『 な なんで、 そんなこと言い出すんだ?』



「 一目惚れ ってやつです。 」


女は そう言い、 頬を赤らめ 俯いてしまった




この女には 驚かされてばっかりだ


ただ 今は、最初のように イライラさせられなかった



むしろ 女のことが愛しいと、思えてきた

いつの間にか、俺はこの女を好きになってたんだな・・・、



そして

俺と女は 恋人同士になった。




やっぱり 世の中には他人の幸せを願う奴なんていないんじゃねぇか と俺は思う
けど 今はそんな人間も嫌いじゃねぇよ、




だって 自分が幸せであることで、他の誰かも幸せにすることも あるんだからな



俺の場合は、 女を愛することで 女を幸せにしてやれる。





俺は天使

女を愛する


人間と変わらない 自分勝手な天使だ





end←

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