携帯小説!(PC版)

雷鳴の奇跡

[687]  祐紀  2007-03-30投稿
「間に合わないよ!!」
ライアが走りながら叫ぶ。そして僕も全速力でかけている。
「このままじゃやばいよ!!」
またもライアが叫ぶ。そして僕も全速力でかける。あともう少しだ!そう思った時!前方からすごい勢いで硬そうな物体が僕たちに飛んできた!
「ウワァァ!!!」
その物体が胸に当たって僕はその場に倒れた!
「大丈夫!?」
ライアが僕の所に駆け寄ってきた。
「何とか大丈夫…。」
そう言って立ち上がろうとしていると僕たちの目の前に1人の大男が現れた。
「おせーだろ!!」
そう大きな声で叫んできたのはウェインだ。
「しょうがないでしょ!アランはケガしてるんだから!」
ライアが大男につっかかっていく。
「それにケガ人におもいっきり石なんて投げないでよ!」
「アランはもうケガ人じゃねーだろ!ケガしてからどんだけたってると思ってるんだ!」
「確かにもう半年はたってるけど…」
「おいアラン!手見せてみろ!」
ウェインが強引に僕の手をひったくる。
「ほらもう跡もなにもない!どこがケガ人だ?」
「ウェイン、それは左手[だ][よ]…」
僕とライアは同時に言った。
「じょ、冗談にきまってんだろ!アラン!右手をかせ!」
僕は焦っているウェインの顔を見ながら右手を出す。

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