ブルー?
仕事を早々にきりあげて、まずは行きつけの美容院へ
行きつけって行っても、まだ二回目なんだけど、そう言ってたほうが雰囲気はいいでしょう?
私の場合、いっつもこんな感じ、一回目で気に入って二回目からは《行きつけ》三回目で《常連》気取り。でも、あながち雰囲気は間違ってない、この美容院も初めての来店で、スタッフ全員顔見知りになれるくらい楽しんできたし。
そもそも、お目当ては…
「こぉんばんは!佐山さん!」
ちょっとはにかみながら、私の来店を他のお客さまとは明らかに違う態度で迎えてくれるスタイリストの男の子
−落としたい−
悪い癖がはじまったのは、2週間前から
髪を洗ってもらい丹念なマッサージを受け、トリートメントをしてもらう
−年下だろうなぁ
「佐山さんってトリートメントとかでも美容院に来る人なんですね」
「まぁね、今日は特別でもあるかな?」
「何かあるんですか?」
「うーん、あるといえばあるかな?」
「デートですか?」
「気分はね」
「気分ですか?」
ニコッと鏡ごしに笑う私に不思議顔のスタイリストの男の子は、明確な答えをそれ以上求めてこない
−合格!
心のなかで鐘が鳴る
行きつけって行っても、まだ二回目なんだけど、そう言ってたほうが雰囲気はいいでしょう?
私の場合、いっつもこんな感じ、一回目で気に入って二回目からは《行きつけ》三回目で《常連》気取り。でも、あながち雰囲気は間違ってない、この美容院も初めての来店で、スタッフ全員顔見知りになれるくらい楽しんできたし。
そもそも、お目当ては…
「こぉんばんは!佐山さん!」
ちょっとはにかみながら、私の来店を他のお客さまとは明らかに違う態度で迎えてくれるスタイリストの男の子
−落としたい−
悪い癖がはじまったのは、2週間前から
髪を洗ってもらい丹念なマッサージを受け、トリートメントをしてもらう
−年下だろうなぁ
「佐山さんってトリートメントとかでも美容院に来る人なんですね」
「まぁね、今日は特別でもあるかな?」
「何かあるんですか?」
「うーん、あるといえばあるかな?」
「デートですか?」
「気分はね」
「気分ですか?」
ニコッと鏡ごしに笑う私に不思議顔のスタイリストの男の子は、明確な答えをそれ以上求めてこない
−合格!
心のなかで鐘が鳴る
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