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君の手に引かれて?

[357]  高崎明日美  2007-03-30投稿

(もう,帰ろう)

私は決心した。このままでは確実に風邪をひくだろう。

弱まった雨の中,速めに歩いて帰った。

〜次の日〜

朝,放送が流れた。
『生徒の呼び出しをします。B組,倉田マナミさん…』
私はギョッとした。周りにいた友達が心配してくれた。隣の雅史もこっちにきた。

「倉田さん,大丈夫っスかぁ」

雅史が声をかけた。

「大丈夫っスよ〜」
私はのんきに答えた。

職員室の前にきた。私は一回深呼吸してから,ニコっと笑って,扉をノックした。

「倉田さんね。どうぞ」

鈴木先生が私の前に歩いて来て,自分の机に連れだした。

先生は椅子にゆっくり腰かけて,私を見上げた。
「何で昨日帰っちゃったの?」

驚きの一言だった。
「えっ…。あ,すいません。あんまり遅いと,母に叱られるので,帰ってしまいました…すいません」

鈴木先生は,さらにこう言った。

「そんなの,理由にならないからね。あんまりふざけると,保護者を呼びますから」

先生は,机にあったプリントをスッとさし出した。

「あなたが先月休んだ時のプリントよ」


私は,そのプリントを読みながら,教室への廊下を歩いて行った。

「先月のプリントを,普通今日渡すか…?」

続く

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