君の手に引かれて? 最終話
夕焼けが,いつもより赤かった。
私は,雅史と並んで帰った。
「ごめんね。なんかいろいろ心配かけちゃって…」
雅史はニコっと笑って答えた。
「何いってんスか。っていうか…俺なんかになぐさめられて,嫌じゃなかった?」
私は全身がほわ〜っと熱くなってきた。
「ううん。そんなことないよ。むしろ,……雅史でよかった……。」
雅史は顔を赤くした。
それから,雅史はたくさん相談にのってくれて,心の支えとなった。
いつしか,頭の中に雅史の顔ばかり浮かんでいた。
雅史のおかげで,嫌がらせがさっぱりなくなった。何をしてくれたかは知らないが…。
とにかく…今は…
雅史のことが
「大好きだ。」
終わり
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