携帯小説!(PC版)

[698]  オズ・クレマン  2007-03-31投稿

私が学校からの帰り道として 歩いている道は、
祖父曰わく 戦時中この町で最も多く、 人が死んだ場所らしい。

多くの爆弾が落とされ

その場所は 人の血で染まったという・・・


私が5歳の時に聞いた話だった


何故 10年近く前に聞いたそんな話を 今更思い出しているかというと、


先ほど その道で起こった出来事が関係している・・・。




数分前、


私は いつものように、
学校から家に帰るために、その道を歩いていた・・・。

だけど そこは私の知っているいつもの道ではなかった、






夕方は人通りの少ない 道のハズが、何故か今日だけは多くの人が歩いていた。
不思議なのは みんな痩せていて、服もボロボロだった。なかには大怪我をしていて、 今にも死ぬんじゃないか って姿をしていた。

だけど、その時は不思議と 怖く思うことはなかった


そして、みんな同じ方向に向かって歩いていて
私の家も、その方向だから 同じように歩いていた。



すると、

一人の 12歳くらいの女の子が話しかけてきた
「 お姉ちゃん、 一緒に行こうよ。」

そう言って、差し出された手を
私は、何の疑問も持たずに 取ろうとした・・・、

その時、

その子の隣りを歩いていた老婆が 私の手を止めた。


「 お嬢ちゃんは、まだ こっちに行ったらあかんよ。」



そして、来た方向と 逆の方向を歩いて行くように言われ、
大人しく それに従い、逆の方向を歩いて行く。
暫くして 振り返ると、そこには 誰も居なかった・・・





彼らが、 戦時中に亡くなった人の霊であると気付くのは、祖父の話を思い出してからのことだ。



とりあえず


明日は お墓参りをしに行こうと、 思った・・・。







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