DEAR FRIENDS ?
宿泊学習が始まった。
バスに乗り込む。向かうのは雪の降る山。登山じゃなくて散策をする、という感じだった。
あたしの隣りにビワちゃんが座り、リョーコは後ろの方にひとりで座った。
あたしはビワちゃんと仲良くなろうといろいろ話しかけてみることにした。
「ねぇねぇなんでビワちゃんってニックネームなの?」
「え…よくわかんない」
その時なんだか違和感を感じた。
あたしは会話下手なのかな…その時はそう思った。
けど今はわかる。
会話はお互いがいて成立つんだ。
つまり、あの時ビワちゃんはあたしとしゃべりたくなんてなかったんだ。
そしてビワちゃんの一言。
「ゴメン〜あたし後ろのリョーコの隣り行くね」
「うんわかった」
笑ってそう言うしかなかった。
新しい学校新しいクラス新しい人間関係。始めはうまくいかなくて当たり前だけど、その時あたしは妙に考えこんでしまった。あたしの癖でもあるけれど。
なんか悪いことしたかな?
あたし嫌われてる?
なんで?
…リョーコのドコがイイの?
ぐるぐる回る思考回路は次第にリョーコに矛先をむけた。
ビワちゃんとリョーコは小学校が一緒だったから、ほとんど見知らないあたしの隣りは居心地悪かったから、それだけかもしれないのに。
初めてリョーコに抱いた感情は「嫉妬」だった。
すました顔して、あたしに無いものを全部持っているようにみえたんだ。
バスに乗り込む。向かうのは雪の降る山。登山じゃなくて散策をする、という感じだった。
あたしの隣りにビワちゃんが座り、リョーコは後ろの方にひとりで座った。
あたしはビワちゃんと仲良くなろうといろいろ話しかけてみることにした。
「ねぇねぇなんでビワちゃんってニックネームなの?」
「え…よくわかんない」
その時なんだか違和感を感じた。
あたしは会話下手なのかな…その時はそう思った。
けど今はわかる。
会話はお互いがいて成立つんだ。
つまり、あの時ビワちゃんはあたしとしゃべりたくなんてなかったんだ。
そしてビワちゃんの一言。
「ゴメン〜あたし後ろのリョーコの隣り行くね」
「うんわかった」
笑ってそう言うしかなかった。
新しい学校新しいクラス新しい人間関係。始めはうまくいかなくて当たり前だけど、その時あたしは妙に考えこんでしまった。あたしの癖でもあるけれど。
なんか悪いことしたかな?
あたし嫌われてる?
なんで?
…リョーコのドコがイイの?
ぐるぐる回る思考回路は次第にリョーコに矛先をむけた。
ビワちゃんとリョーコは小学校が一緒だったから、ほとんど見知らないあたしの隣りは居心地悪かったから、それだけかもしれないのに。
初めてリョーコに抱いた感情は「嫉妬」だった。
すました顔して、あたしに無いものを全部持っているようにみえたんだ。
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