死体との毎日?
平成1〇年5月〇日
この話は数年前に遡った実話だが今現在も続けているので名前等は偽名であることを了承していただきたい。
今日初めて会社に足を運ぶ。足は軽い。不安よりこれからの未体験に心はワクワクしていた。
アパートについた…
「おはようございます」
中には既に男女5〜6人の姿がテキパキと動きまわっていた。ここは面接でのアパートではない。支社、支店が多く、そのなかで1番人数の多い本社に出勤するのだ。もちろん研修が終われば地元支社に戻れるのだが…
「おはようございます。茨城支社のマックス君だね?…自分長瀬と言います。よろしくね。」声をかけて下さったのは見るからに優しい印象の男性だった。
「おはようございます。」「おはようございます。」次から次へと社員らしき人達がタイムカードを押し中へ入ってくる。
長瀬「じゃあこれ持って。制服に着替えたらすぐに出発するから」
私が渡されたのは制服と青い本だった。中身が気になったが口ぶりからして急いで着替えたほうがよさそうと判断し、ロッカーで着替えを済ませた。外にでると長瀬さんともう一人女性の方が待っていた。
「はじめまして。マックスと言います。」
先に口を開いたのは自分だった。それが先輩にたいする礼儀の一つと思ったからだ。[長瀬さんには先に挨拶されてしまったが…]
「はじめまして。私もまだまだ新人の葛西です。」
入社して一年の彼女は笑顔がとても素敵に思えた。
車はハイエース。スモークが貼ってあり、怪しさ漂う車に見えた。この中に、御遺体を洗う機材が詰まれているのだが、その説明は追い追い話すとしよう。
私は車の中央座席に座った。
長瀬「じゃあよろしくお願いします。」
葛西「出発!!」
わざと楽しく明るく振る舞っているように見え、それが反って私の緊張を高め出した。
さあ、いよいよ出発だ。自分の心の中では声を発していた。
この話は数年前に遡った実話だが今現在も続けているので名前等は偽名であることを了承していただきたい。
今日初めて会社に足を運ぶ。足は軽い。不安よりこれからの未体験に心はワクワクしていた。
アパートについた…
「おはようございます」
中には既に男女5〜6人の姿がテキパキと動きまわっていた。ここは面接でのアパートではない。支社、支店が多く、そのなかで1番人数の多い本社に出勤するのだ。もちろん研修が終われば地元支社に戻れるのだが…
「おはようございます。茨城支社のマックス君だね?…自分長瀬と言います。よろしくね。」声をかけて下さったのは見るからに優しい印象の男性だった。
「おはようございます。」「おはようございます。」次から次へと社員らしき人達がタイムカードを押し中へ入ってくる。
長瀬「じゃあこれ持って。制服に着替えたらすぐに出発するから」
私が渡されたのは制服と青い本だった。中身が気になったが口ぶりからして急いで着替えたほうがよさそうと判断し、ロッカーで着替えを済ませた。外にでると長瀬さんともう一人女性の方が待っていた。
「はじめまして。マックスと言います。」
先に口を開いたのは自分だった。それが先輩にたいする礼儀の一つと思ったからだ。[長瀬さんには先に挨拶されてしまったが…]
「はじめまして。私もまだまだ新人の葛西です。」
入社して一年の彼女は笑顔がとても素敵に思えた。
車はハイエース。スモークが貼ってあり、怪しさ漂う車に見えた。この中に、御遺体を洗う機材が詰まれているのだが、その説明は追い追い話すとしよう。
私は車の中央座席に座った。
長瀬「じゃあよろしくお願いします。」
葛西「出発!!」
わざと楽しく明るく振る舞っているように見え、それが反って私の緊張を高め出した。
さあ、いよいよ出発だ。自分の心の中では声を発していた。
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