初恋列車
かりんは高校生になって、電車通学になった。最初は電車に学校に通うなんてって憧れてたけど、慣れてみると、そんなものではなかった。車内は朝の通勤ラッシュでぎゅうぎゅうだし、くっつきたくもないおじさんと超至近距離だし。
―あれっ?定期がないっ!
いつものように、電車から降りて定期券を出そうとしたのだが入っているはずの胸ポケットは空だ。
―どうしよ…
このままでは学校に遅刻してしまう。その時、とんとんと肩を叩かれた。
「ねぇ?」
かりんが振り向くと、長身の男子高生だった。
「これ、君のだよね。さっき電車降りるとき落としたみてーよ。」
それはまさしくかりんの定期だった。
「あ、ありがとう。」
かりんが定期を受け取ると、その男子高生はさっさと改札の方へ行ってしまった。
かりんはぼーっとその姿を見ていた。
後ろから来た人にぶつかられ、はっと我にかえり、かりんも改札を出た。
―あれっ?定期がないっ!
いつものように、電車から降りて定期券を出そうとしたのだが入っているはずの胸ポケットは空だ。
―どうしよ…
このままでは学校に遅刻してしまう。その時、とんとんと肩を叩かれた。
「ねぇ?」
かりんが振り向くと、長身の男子高生だった。
「これ、君のだよね。さっき電車降りるとき落としたみてーよ。」
それはまさしくかりんの定期だった。
「あ、ありがとう。」
かりんが定期を受け取ると、その男子高生はさっさと改札の方へ行ってしまった。
かりんはぼーっとその姿を見ていた。
後ろから来た人にぶつかられ、はっと我にかえり、かりんも改札を出た。
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