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サクラチル3

[230]  むつき  2007-04-05投稿
朝、なんとか乗れたいつもの電車。
感傷に浸りながら満員電車にうまくハマっていると、携帯が鳴った。
この時間にメールくれるのは(彼)だよね…?
見たいような見たくないような、浸りながら確認したら、それは母親からのものだった。


帰り、生クリーム買ってきて。カルボナーラ好きやろ?


笑いと同時に気が抜けた。

そうだ、私が居なくなったら、おかん悲しむわ。おとんが小さい頃死んだから苦労してここまで育ててくれた、おかん。
失恋ごときでおかんのカルボナーラが食べれなくなるのは、困る。
私がいなくなったら、おかんが悲しむわ。

おかんに返信。

『かわいい桜散りたての娘をこき使うなや!』


いつもの駅についた。
さて今日も頑張るか。帰ったら生クリーム買って、おかんに作ってもらおう、特製カルボナーラ。
たらふく食べよう。

桜散るこの佳き日。

気付くのが遅かった私が悪かっただけだから、次こそ幸せになろう。

そしておかんのカルボナーラ、一緒に食べられますように。

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