羽田行きの旅客機が雲一つ無い晴天の空を飛んでいる｡

機長｢気持ち良いな｡こんな日はスキーでもやりたいものだな!｣
副機長｢えぇ｡この前は楽しかったですよね！｣
機長｢あぁ｡…これは何だ?｣

レーダーに小さい反応が見つかった｡

機長｢管制塔!レーダーに反応がぁ……｣

旅客機は不明機によって撃墜された｡


──佐世保基地

ケンタとセナがチェスをしている｡
ミカ｢コーヒー出来たよ｡二人とも｡｣
セナ｢ありが…｣
ケンタ｢ありがとうな!!｣

セナの言葉を遮って言う｡

ケンタ｢よしっ､チェックメイトだ!｣
セナ｢強すぎるよケンタ〜｡｣
ケンタ｢へへっ!｣

ミカ｢ちょっと二人とも｡緊張感無いんじゃない?この前の旅客機｡あれは明らかに日本への宣戦布告でしょ?｣
ケンタ｢どうせアメリカさんが出てきて何事もなく片づくさ。｣

皆思っていた｡今思えば平和ぼけしすぎていたのかもしれない｡

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