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Circle of life〜日常悪化?〜

[262]  西海のわっきー  2007-04-07投稿
茫然自失…手の平にある玉。これが俺の過ごしてきた部屋。
目から塩水がでるよ!数年間共に過ごした部屋、情報を提供してくれた文明機器、暖かく俺を包んでくれた寝具、そして…そしてそしてそして!オラの…夢と夢と夢を与えてくれた、冒険者達が憧れる先代達の装備品達がー!今俺の手の平上を転がっている…。
肩に手が置かれる。後輩が気にするなよと目で語った・・・。
「……」
「……」
「ニコ」
「ふざけんなー!」
後輩にコブラツイストをかける。
「きゃわ〜痛いですぅ!せんぱい痛いですよー!」
「なめてるのか?てめぇ、なめてるだろうが!誰のせいだー?てめぇのせいだろうが!死んで詫びろ!」
「確かに私が部屋をゴニョゴニョしましたけど、全て元通りにしますから安心を‥きゃわ〜!」
俺はコブラからアイアンクローに変え、後輩を持ち上げる。
「確かに元通りになる。なるが、積み重ねた想いが思い出が違うんだよ!」
「でで、でもせんぱいの本当に大切な物は無いでしょ?せんぱいの秘密の隠れ家に飾ってますよね?」
確かにそうだ…しかし秘密の?隠れ家?とは言いにくい。只の貸金庫を使っているだけなのだ。
「いつも言ってますよね『オラの部屋さにはだいせつなもんはねぇべよ』って!」
無言でアイアンクローを強める。
「せんぱいダメ!逝く!逝っちゃう〜!」
何だか卑猥な単語が…他人に聞かれたらヤバいような気がする。
そんなことを思考していると、のんびりとした声が聞こえた。
「そうちゃん」
俺をこういう風に呼ぶ奴は知る限り一人しかいない。
「もぉーか?」
「もぉーじゃないよ!トモエだよ!もぉーいい加減覚えてよ」
いやいや、あだ名だから。
コイツは“トモエ・B・織崎”。間にあるアルファベットは階級を表す。これはおいおい説明する。コイツとは幼なじみで同じ寮に住んでいる。
ちなみにこの寮に住んでいるのは男一人、女四人である。周りの奴等は『ハーレムかよ!羨ましい』と騒ぐが…『お前も住めば』と言うといきなり謙虚になる。
よく考えると俺以外の住人は全員高貴な位をもっている。そのせいかな?
そんなこと気にするなんて尻の穴の小せい奴等ばかりだな。
心の中で嘲笑ってやった。

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