虹色の月?(終わりデス!!!!!!!!!!!)
次に気がついたのは,翌日の朝だった。僕はまたもや病院のベッドで横になっていた。
「大丈夫ですか,太田さん」
病院の医師が部屋に入ってきた。「……先生,僕,記憶が戻ったんです。彼女が死んだ事も」
医師は驚いた顔で僕を見たが,すぐに目を反らしてしまった。
僕は,ポロリと涙を零した。
その日の午後,僕は彼女の家へ線香を立てに行った。
「翼くん,来てくれたの?」
前みた時より,やつれた顔をした彼女の母が出てきた。
「はい。お線香を立てに参りました」
「ありがとう。結衣も喜んでいるわ」
ほろりと母が力無く笑った。
彼女──結衣は,額縁の中で無邪気に笑っていた。
帰り際,僕は言おうかどうしようか迷ったが,やはり言う事にした。
「結衣さんは,ずっと僕を想ってくれていました。そして,僕は今もずっと結衣さんを想っています。僕は彼女の命の焔を見ました。それはとても温かかったです。そして,虹色の月はとても……とても綺麗でした」
母は不思議そうな顔をしたが,不意に涙を浮かべて笑った。
「結衣を大事にしてやってくれてありがとうね」
「いえ,僕は力の無い男でした。では,これで失礼します」
頭を下げて,僕は立ち去った。
結衣との思い出を胸に刻みながら……。
「大丈夫ですか,太田さん」
病院の医師が部屋に入ってきた。「……先生,僕,記憶が戻ったんです。彼女が死んだ事も」
医師は驚いた顔で僕を見たが,すぐに目を反らしてしまった。
僕は,ポロリと涙を零した。
その日の午後,僕は彼女の家へ線香を立てに行った。
「翼くん,来てくれたの?」
前みた時より,やつれた顔をした彼女の母が出てきた。
「はい。お線香を立てに参りました」
「ありがとう。結衣も喜んでいるわ」
ほろりと母が力無く笑った。
彼女──結衣は,額縁の中で無邪気に笑っていた。
帰り際,僕は言おうかどうしようか迷ったが,やはり言う事にした。
「結衣さんは,ずっと僕を想ってくれていました。そして,僕は今もずっと結衣さんを想っています。僕は彼女の命の焔を見ました。それはとても温かかったです。そして,虹色の月はとても……とても綺麗でした」
母は不思議そうな顔をしたが,不意に涙を浮かべて笑った。
「結衣を大事にしてやってくれてありがとうね」
「いえ,僕は力の無い男でした。では,これで失礼します」
頭を下げて,僕は立ち去った。
結衣との思い出を胸に刻みながら……。
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