俺と君と、神と罪 1
「神よ…」
今日も、夜空に浮かぶ月を神に見立てて祈りを捧げる。
その血に濡れた手で空を仰ぎ、神に懺悔をする姿は正に滑稽だ。
殺しては許しを請い、殺しては許しを請い…。
罪を罪で洗い流す。
それが私達、赤の団員の運命…。
キーンコーン
始業のベルが鳴る。健やかな睡眠を妨げられ、顔を上げればいつもの担任のお出ましだ。学級委員長が、今だ!と起立の号令をかけた。はい、せーの
『おはようございます』
着席の号令と共にがらがらと席に着席し、担任がだらだらと話を始める。
いつもと変わらない、当たり前みたいな日常。無意識に、そんな日常が退屈だぁなんて思う日ってあるよね?俺、今まさにそれ。
最近、こんな単調な日々に、ちょっとしたスパイスなんかが加えられないかなぁとかって考えることが多くなっている。
いや、俺だってもう十七なんだ。そんなんが易々あったりなんていうのは無いってことはちゃんと理解している。でも、あったらいいなぁとか。
そんな事をぐるぐる考えていると、あっというまに学校なんて終わってしまう。
「おい、真人!ぼ〜っとしてないで早く帰ろうぜ!」
今日も、夜空に浮かぶ月を神に見立てて祈りを捧げる。
その血に濡れた手で空を仰ぎ、神に懺悔をする姿は正に滑稽だ。
殺しては許しを請い、殺しては許しを請い…。
罪を罪で洗い流す。
それが私達、赤の団員の運命…。
キーンコーン
始業のベルが鳴る。健やかな睡眠を妨げられ、顔を上げればいつもの担任のお出ましだ。学級委員長が、今だ!と起立の号令をかけた。はい、せーの
『おはようございます』
着席の号令と共にがらがらと席に着席し、担任がだらだらと話を始める。
いつもと変わらない、当たり前みたいな日常。無意識に、そんな日常が退屈だぁなんて思う日ってあるよね?俺、今まさにそれ。
最近、こんな単調な日々に、ちょっとしたスパイスなんかが加えられないかなぁとかって考えることが多くなっている。
いや、俺だってもう十七なんだ。そんなんが易々あったりなんていうのは無いってことはちゃんと理解している。でも、あったらいいなぁとか。
そんな事をぐるぐる考えていると、あっというまに学校なんて終わってしまう。
「おい、真人!ぼ〜っとしてないで早く帰ろうぜ!」
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