最高の言葉
今日はあたしの誕生日。学校に行って、友達と話して、授業?に手紙書いて…いつもと変わらない日だけど、今日だけはすごく特別な気がする。だって今日はあたしが生まれて来た日。17回目の誕生日。
放課後の職員室。担任に用事があって行くとそこに彼がいた。
「よっ」「うぃっす…って…え!?」そこには去年卒業した部活の先輩がいた。先輩後輩って関係だけじゃないけど…。
「なんでいんのょ。」「今日仕事休みだし。」「知ってるけど…なんで休みの度に学校くんのょ?」あきれ顔で聞くと彼はいたずらっぽく笑って「決まってんじゃん?」「知らないっ」あたしは顔が熱くなってそれを隠すために職員室から早足で離れる。「待てって!!」彼があたしの後を小走りで追って来てあたしの腕をつかむ。「今日はただ遊びにきたわけじゃねぇよ。」「あたしの誕生日でも祝いにきてくれたの?」「それもだけど、それだけじゃない。」「何?」「ここじゃちょっと…」「いいじゃん。聞きたい。」「ん〜…」「…帰る。」「おい…」「帰る!!」「ったくっ!!」彼がいらついたように掴んでいた腕に力を込めて私を抱き締めた。「……」耳元で彼が囁いた言葉にあたしは聞きまちがいじゃないかと思って彼の顔を見上げると優しい顔が照れくさそうに微笑んでいた。あたしはなんでか笑いが込み上げて来た。我慢できずに吹き出すと彼はちょっと傷ついたようだった。「ねぇ!!追いかけっこしょ!!」「はっ!?」「あたし逃げるね!!」「おい!!」彼の制止を聞かずにあたしは走りだした。
後ろから彼が走って来る。
「こら!!なにやってるの!」職員室から顔を出した担任が注意する。「先生!!あたしね、結婚するよ!!」「は!?誰と!??」追いついた彼の腕をとってひきよせる。「この人と!」
今日はあたしの誕生日。最高のプレゼントをもらったよ。
放課後の職員室。担任に用事があって行くとそこに彼がいた。
「よっ」「うぃっす…って…え!?」そこには去年卒業した部活の先輩がいた。先輩後輩って関係だけじゃないけど…。
「なんでいんのょ。」「今日仕事休みだし。」「知ってるけど…なんで休みの度に学校くんのょ?」あきれ顔で聞くと彼はいたずらっぽく笑って「決まってんじゃん?」「知らないっ」あたしは顔が熱くなってそれを隠すために職員室から早足で離れる。「待てって!!」彼があたしの後を小走りで追って来てあたしの腕をつかむ。「今日はただ遊びにきたわけじゃねぇよ。」「あたしの誕生日でも祝いにきてくれたの?」「それもだけど、それだけじゃない。」「何?」「ここじゃちょっと…」「いいじゃん。聞きたい。」「ん〜…」「…帰る。」「おい…」「帰る!!」「ったくっ!!」彼がいらついたように掴んでいた腕に力を込めて私を抱き締めた。「……」耳元で彼が囁いた言葉にあたしは聞きまちがいじゃないかと思って彼の顔を見上げると優しい顔が照れくさそうに微笑んでいた。あたしはなんでか笑いが込み上げて来た。我慢できずに吹き出すと彼はちょっと傷ついたようだった。「ねぇ!!追いかけっこしょ!!」「はっ!?」「あたし逃げるね!!」「おい!!」彼の制止を聞かずにあたしは走りだした。
後ろから彼が走って来る。
「こら!!なにやってるの!」職員室から顔を出した担任が注意する。「先生!!あたしね、結婚するよ!!」「は!?誰と!??」追いついた彼の腕をとってひきよせる。「この人と!」
今日はあたしの誕生日。最高のプレゼントをもらったよ。
感想
- 362: 感動しましたぁ [2011-01-16]
「 あい 」の携帯小説
- 【携帯版】多賀城[たがのき]の携帯サイトが完成しました。
- PC用小説サイト新設のお知らせ
- 「携帯小説!」がスマートフォンに対応しました
- 【状況報告】03/18の管理人現況
- 【ネット復活】更新再開
- 管理人です。
- サイトの新デザインを作ってみました。