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―僕の事情―5

[309]  T.K  2007-04-09投稿
しばらくして目が覚めた。どうやら僕はあのまま寝てしまったようだ。

時計を見ると午後1時をまわっていた。
朝食をとっていないせいかひどくお腹が減っていた。

「お腹空いた…なんか食べよ…」

僕はベッドからおりて一階の台所に向かった。

冷蔵庫を開け中を見る。

…今気付いたんだけど、昨日学校からそのまま走って帰ってきたから、何も買い足してない…

冷蔵庫にはお茶と牛乳とバターなどの調味料、後は半分のきゅうりとプチトマト数個のみ。

「何もないじゃん…つか…何できゅうりとプチトマト…?」

僕はそんな小さな疑問をいだきつつ、とりあえず牛乳を手に取り飲み干した。

あぁーお腹空いたー…やっぱ牛乳だけじゃお腹はいっぱいにならない。
でも今から買いに行くのもめんどくさいし。

「今夜は出前にして、それまで我慢するか。」

僕は空腹を我慢し、ソファに座りしばらくぼーっとテレビを見ていた。


何も考えずにいると、ふと今朝の海斗との事が頭に浮かんでくる。

「どうしよう…」

あれは明らかに僕の方が悪い。
海斗は僕を心配してくれただけなのに…
謝らなきゃいけないのは分かってる。
それでも僕は自分から海斗に会う勇気がなかった。

「ほんと…困っちゃうよなぁ。」

ぽつりとつぶやく。


いじめにも程があるよ、神様。

心の中で“神様”に訴えてみる。

思わず苦笑が漏れて、僕は片手で髪をくしゃりと掻き回した。

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