―僕の事情― 5
しばらくして目が覚めた。どうやら僕はあのまま寝てしまったようだ。
時計を見ると午後1時をまわっていた。
朝食をとっていないせいかひどくお腹が減っていた。
「お腹空いた…なんか食べよ…」
僕はベッドからおりて一階の台所に向かった。
冷蔵庫を開け中を見る。
…今気付いたんだけど、昨日学校からそのまま走って帰ってきたから、何も買い足してない…
冷蔵庫にはお茶と牛乳とバターなどの調味料、後は半分のきゅうりとプチトマト数個のみ。
「何もないじゃん…つか…何できゅうりとプチトマト…?」
僕はそんな小さな疑問をいだきつつ、とりあえず牛乳を手に取り飲み干した。
あぁーお腹空いたー…やっぱ牛乳だけじゃお腹はいっぱいにならない。
でも今から買いに行くのもめんどくさいし。
「今夜は出前にして、それまで我慢するか。」
僕は空腹を我慢し、ソファに座りしばらくぼーっとテレビを見ていた。
何も考えずにいると、ふと今朝の海斗との事が頭に浮かんでくる。
「どうしよう…」
あれは明らかに僕の方が悪い。
海斗は僕を心配してくれただけなのに…
謝らなきゃいけないのは分かってる。
それでも僕は自分から海斗に会う勇気がなかった。
「ほんと…困っちゃうよなぁ。」
ぽつりとつぶやく。
いじめにも程があるよ、神様。
心の中で“神様”に訴えてみる。
思わず苦笑が漏れて、僕は片手で髪をくしゃりと掻き回した。
時計を見ると午後1時をまわっていた。
朝食をとっていないせいかひどくお腹が減っていた。
「お腹空いた…なんか食べよ…」
僕はベッドからおりて一階の台所に向かった。
冷蔵庫を開け中を見る。
…今気付いたんだけど、昨日学校からそのまま走って帰ってきたから、何も買い足してない…
冷蔵庫にはお茶と牛乳とバターなどの調味料、後は半分のきゅうりとプチトマト数個のみ。
「何もないじゃん…つか…何できゅうりとプチトマト…?」
僕はそんな小さな疑問をいだきつつ、とりあえず牛乳を手に取り飲み干した。
あぁーお腹空いたー…やっぱ牛乳だけじゃお腹はいっぱいにならない。
でも今から買いに行くのもめんどくさいし。
「今夜は出前にして、それまで我慢するか。」
僕は空腹を我慢し、ソファに座りしばらくぼーっとテレビを見ていた。
何も考えずにいると、ふと今朝の海斗との事が頭に浮かんでくる。
「どうしよう…」
あれは明らかに僕の方が悪い。
海斗は僕を心配してくれただけなのに…
謝らなきゃいけないのは分かってる。
それでも僕は自分から海斗に会う勇気がなかった。
「ほんと…困っちゃうよなぁ。」
ぽつりとつぶやく。
いじめにも程があるよ、神様。
心の中で“神様”に訴えてみる。
思わず苦笑が漏れて、僕は片手で髪をくしゃりと掻き回した。
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