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自殺自演、、〔十曲〕

[590]  ホッチ  2007-04-11投稿
冬を乗り越え芽が弱々しく、、外、現世を脅えながら。それでいて力強く上をみて育つ、、。

彼女を見ていると自分勝手に生きてきた自分がとても恥ずかしく、、年上なのにまともに目を合わせられない。
内面の劣等感、、。

その人生だから、その体質だから、、?言い訳にしか聴こえない。
この場から逃げ出したいのは僕の方だった、、。

好きな人を殺して安心し、先へも進めず閉じこもる。
そんなことを考えしな気が付けば下を向く自分がいた、、空気は沈み。
無音のままの時間。

一つだけ聞いておきたいことがあった、、紙に書いてある質問。
表面的な文は聞き流してしまいそうなものだが、奥深い質問だと私は感じる、、。

あえて彼女に答てみたい。

彼女に睡魔が襲い来る前に、、後悔先にたたず。
自分のした行為を許せずにいた。

僕が答てから間もなくして彼女は眠りに就いてしまった、、

くそっ!!

こんな僕だけどまた来てくれるだろうか、、もっと彼女と語りたいと思い始めていた。

ガチャッ、、、


突然入口の扉が開き、知らない男の子が入ってきた。

「みーつけた、、」

困惑しか頭にない、誰なのか訪ねることも忘れ。
彼は断ることなく部屋へ、僕には目もくれず寝ている彼女のもとへ。

「まだ殺してないんだ。」

僕に問掛けた第一声がそれか?
意味は判らないが、彼女を手に掛ける意思はないことを伝える。

「へー、、僕とは違う人種か。
で?彼女をどうする気?
殺人犯さん、、」

!!、、、な、なぜ彼はしっている!?
誰にもばれていないはずなのに、、。

平静さを装いたいが、顔が青冷めていくのを自分でもわかった。

「桜の木の下、、」

、、。なにも応えられない。

「どうするの?自首するの?それとも死ぬ?」

彼は平然と語る、、もし死ぬなら手伝うと付け加え。
彼が何者なのか、なぜ僕のことをしっているのか。
もう、、どうでもよくなった、、。

「殺してくれ、、」と、呟くに至った、、。

「あっそう、、ちょうど今日届いたノコギリ試したかったんだ♪」

死んだ魚の目をし、彼は微笑み僕へ近付く。
最後に何かやり残した事はないか問われる、一つだけあると、、僕は机へ向かう。

作業は済み、僕は静かに目を閉じる。

「安心しなよ、彼女と一緒にいさせてあげる、、」

残酷な彼に感謝した、、



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