ずっと、遠くへ。3−3
それからしばらく健治と由希はいろいろと話した。お互いのことや学校のこと。言葉を交わすたびに由希の表情がやわらかくなっていった。そして気付いたときには2時を回っていた。
「ふわぁ…。」
由希が安心したのか大きな欠伸をした。
「もうこんな時間か。寝るか?」
「うん。そろそろ寝ようかな。」
立とうとする由希に健治が声をかける。
「由希。」
「ん?」
「明日、休みだから一緒に遊びに行かないか?」
と言うと由希が嬉しそうに言う。
「え?いいの?!」
「あぁ、どこでも好きなとこに連れてってやるよ。」
「ありがとう、お兄ちゃん。じゃあ考えておくね。」
そういって由希はドアに手を掛ける。
「由希、淋しくないか?一人で寝れる?」
健治が少しからかうように言う。すると由希は少し顔を赤くして言った。
「もぅ、お兄ちゃんってばぁ。もう子供じゃないんだから一人で寝れるよ。」
「ははっ、冗談だよ。おやすみ、由希。」
「うんっ、おやすみ、お兄ちゃん。」
そうして微笑みながら由希が部屋を出ていく。
「ふわぁ…。」
由希が安心したのか大きな欠伸をした。
「もうこんな時間か。寝るか?」
「うん。そろそろ寝ようかな。」
立とうとする由希に健治が声をかける。
「由希。」
「ん?」
「明日、休みだから一緒に遊びに行かないか?」
と言うと由希が嬉しそうに言う。
「え?いいの?!」
「あぁ、どこでも好きなとこに連れてってやるよ。」
「ありがとう、お兄ちゃん。じゃあ考えておくね。」
そういって由希はドアに手を掛ける。
「由希、淋しくないか?一人で寝れる?」
健治が少しからかうように言う。すると由希は少し顔を赤くして言った。
「もぅ、お兄ちゃんってばぁ。もう子供じゃないんだから一人で寝れるよ。」
「ははっ、冗談だよ。おやすみ、由希。」
「うんっ、おやすみ、お兄ちゃん。」
そうして微笑みながら由希が部屋を出ていく。
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