携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> ずっと、遠くへ。3−3

ずっと、遠くへ。3−3

[798]  2005-09-16投稿
それからしばらく健治と由希はいろいろと話した。お互いのことや学校のこと。言葉を交わすたびに由希の表情がやわらかくなっていった。そして気付いたときには2時を回っていた。
「ふわぁ…。」
由希が安心したのか大きな欠伸をした。
「もうこんな時間か。寝るか?」
「うん。そろそろ寝ようかな。」
立とうとする由希に健治が声をかける。
「由希。」
「ん?」
「明日、休みだから一緒に遊びに行かないか?」
と言うと由希が嬉しそうに言う。
「え?いいの?!」
「あぁ、どこでも好きなとこに連れてってやるよ。」
 「ありがとう、お兄ちゃん。じゃあ考えておくね。」
そういって由希はドアに手を掛ける。
「由希、淋しくないか?一人で寝れる?」
健治が少しからかうように言う。すると由希は少し顔を赤くして言った。
「もぅ、お兄ちゃんってばぁ。もう子供じゃないんだから一人で寝れるよ。」
「ははっ、冗談だよ。おやすみ、由希。」
「うんっ、おやすみ、お兄ちゃん。」
そうして微笑みながら由希が部屋を出ていく。

感想

感想はありません。

「 玲 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス