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月の沈まない夜を・・・

[255]  クールクロック  2007-04-12投稿
 徐々に光が強くなる。
朝が来た証拠だ。
僕はベットから身体を
起こし、背筋を伸ばす。
僕の名前は
翠西 蓮
[すいせい れん]。
今年で16になる
高校二年生だ。
今は一人暮しを
している。
今、僕は学校に行く
準備をしている。
話が変わるが
今日、転校生が
来るらしい。しかも、
女子という話しだ。
多少なりとも気になって
しまうのが男のサガと
言うものだろう。
いつもより軽く早く
部屋を出る。
「お、早いな。」
不意に話しかけられた。
「お前も早いだろうが。」と切り返す。
話しかけて来た男子は
古くからの悪友の
神橋 瑠瓦
[しんばし りゅうが]
かなりの面食いで
女性に点数をつける
ほど美人好き。
スマートな身体に
キレ者顔、学校の双璧と
言われる程の頭脳と
柔軟な運動神経を持つ
絵に描いたような奴。
「転校生、しかも女子と
言われれば気になるのは
当たり前じゃないか。」
まさに、お前らしい解答
だ・・・とは言わずにかみ殺した。しかしながら、
気になるのは確かだ。
が、これが恐ろしく
大変な事になると
しらなかった。

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