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ディフェンド ”なぞの液体と、それぞれの力” ?

[380]  2006-02-04投稿
 龍華に連れられて、建物の外に出る。
 「お〜い、じゃあ、2人とも右肩出してー」
 「はぁっ?」
 「しょうがないじゃないか。これ書くんだからよー」
 龍華が言う。
 「何ですか?それ」
 「これか?まぁ、いいから。啓吾肩出せ」
 龍華、啓吾の右肩に『力』と書く。
 「あっ?なんだこれ?」
 「ん〜っ・・・まぁいいから。その枝持ってみー」
 啓吾、太い枝を持つ。
 「で、それを軽くでいいから、握ってみ」
 「あっ?こぉか?」
 と、言って軽く枝を握ると・・・――――。
 「あぁっ!!!」
 軽い力なのに、太い枝が粉々になったのだ。
 「な・・・なんだよこれ」
 龍華は、怜の肩には『電』と書いた。
 「この墨は、『グラント』と言って、軽犯罪者に力を与えるために作られた物だ。これを体の一部分に書き込むと、その力は現実化する」
 「じゃあ、この『力』を活用して、『ハイト』からのミッションを成功させろってわけですか?」
 「ま、そんなもんだ」
 「けどよ、こんなもんを書き込まれたら、生活にも支障がでるんじゃねぇのか?」
 「あぁ。だから力をセーブしなきゃいけない」
 「大変・・・・」
 龍華、話を続ける。
 「ホントは、これ・・・焼きこむんだぞ?」
 「えっ・・・・・」
 「や、焼きこみ・・・・・・」
 啓吾と怜、顔をしかめる。
 「っていっても、御前らは未成年だからこぉやって書いてるんだ」
 「なんだよ・・・ビビった」
 「ま、せいぜい力を調節するのにはなれないとな〜」
 龍華、建物の中に入っていく。
 
  









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