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自殺自演、、〔十一曲〕

[609]  ホッチ  2007-04-12投稿
コンポの電源をいれあの買ってきた CDをながす、、
えっと、たしかここに、、

小物入れからアロマローソクを取りだしお洒落に焚いてみる。

紙を読み返し、質問の答えを自分なりに考える。

ローソクの火は微かな息にも反応し身体をクネらせる、、、


あのあと、、、


「エッッッキシッ!!」

鼻がムズかゆい、、!!
ここは、、?

辺りに太陽の姿はなく、綺麗な満月が上り街を照らし私はなぜか駅のベンチで寝ていた、、。

放浪者か、、!!

人はマチマチで、奴らはさりげなく私をチラ見し過ぎ去る、、野良猫らしき猫は立ち止まりこちらをみている。

よしよし、、猫をてまねくが「ビクッ!!」と跳びはね去っていく、、失礼な奴め。

、、!!家に電話せねば!!

駅の時計は八時をまわっており、余計に緊張感が増すこととなった。

父が受話器をとる、、

「連絡遅れてごめんなさい、、友達とカラオケ行ってたら、、」

話途中だったが「早く帰ってきなさい」と奥から聞こえ、静かに音声は途絶えた、、。

やっぱ怒ってるかな、、、。

ここであることに気付く、私は今まで父に叱られたことがない、、。
何か嬉しく思う。

帰りの電車は空いており昼間とはうって変わった静けさだ、シートに腰をかけた私は今日一日の出来事をリピートしてみた。

、、、そうだ、私は名も知らない彼の部屋で寝てしまい、、んで、駅?

寝てる間にそこまで運んでくれたのか?
律儀なのか冷たいのか、、。

まー良いか、また訪ねてみよ。
残りの時間は父への言い訳を考えていた、、。


家へ戻ると、案の定父に初めてこっぴどく叱られ。何度も頭を下げる、、。

最後に「エミにも気が合う友達が出来てよかった、、」

呟き、父は声を詰まらせながら寝室へ入っていった、、

やはり父は優しい、、いつでも私を優先して考えていてくれる。

嬉しい気持のまま私も自分の部屋へ戻り今に至る、、


「エッッッキシッ!!」
勢いでローソクは消え部屋は闇へとかわる、、

風邪ひいたかな、、もう一度火をつける。

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