青空の下
私は,皆が嫌い。下ばっか向いちゃってさ。こんな話なんか言ってるから友達がいないんだって言われても気にしない。だって、友達なんかただうっとうしいだけだから。あの時もそうだった。あの時、私の友達は、いつも私に優しくしてくれていた。友達が出かける時なんか、いつも誘われていた。私は嬉しかった。その時まで友達がいない私にとっては、天に昇るほど嬉しいことだった。友達は、私の家に来ることが多かったが、なんにも思わなかった。だって、あんなことになるなんて思わなかったから。あの日、私の友達はいつものように私の家に遊びに来ていた。その日がまさか不幸の始まりだなんて私や友達でさえ予想しなかっただろう。その日の2時頃に私はトイレに行き、友達がいる部屋をあとにした。トイレから出て来た時、部屋の前で立ち止まった。何を話してるんだろう?部屋がやけに騒がしかった。入ろうとしたとたん、私は聞いてはいけないものを聞いてしまった。「ねぇねぇ。どう?あいつトイレから出て来た?」「出て来てないよ。流れる音聞こえないし。でも、あいつバカだよねぇ♪」え?あいつって私のこと!?「うんうん。あいつ、絶対ウチらを信用してるよ。ほんと。バカは利用できやすいからいいんだよねぇ(笑)」利用って・・・・・私を?「最近ウチ金ないからさぁ♪ところで、今日はどのくらいあった?」「五万八千円ぐらいだよ。今日はやけに少ないなぁ。まぁ、いいか」「おい。そこの貯金箱元の場所にしまっとけ。あいつに見つかったら大変だからね♪」貯金箱?最近お金が減ってると思ってたんだけど・・・・まさか、皆が盗んでたってこと?カタッ・・・・・・ヤバ!見つかる!!「誰かいんの?」「あいつだったら、イジメ決定だな。」どうしよう。見つかったら・・・・「あんた・・・何してんの?」「お、お母さん・・・・」「あれぇ?あんた居たの?こっちおいでよ。」バレちゃった。どうしよう。イジメられる・・・・・「な、なに?」「今、・・・立ち聞きしたよね?じゃぁ、もうさよならだ」
あれ以来、私は学校にいかなくった。イジメはエスカレートしていき、とうとう部屋から出れなくなってしまった。
あれ以来、私は学校にいかなくった。イジメはエスカレートしていき、とうとう部屋から出れなくなってしまった。
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