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ディフェンド ”強風” ?

[377]  2006-02-05投稿
 建物の外で、啓吾と怜が技の練習をしている。
 「は〜ぁっ・・・めんどくせーなぁ・・・」
 「しょうがないじゃん。やんないとろくなこと出来ないよ」
 「ま、そぉだな」
 「それよりさ、啓吾も練習したら?ボケーっと座ってないでさ!」
 座っていた啓吾が、立って言う。
 「はいはい。分かったよ」
 と、言って歩き出す啓吾。
 「じゃ、私あっちにいるから〜」
 と、言って怜は啓吾と反対方向に歩いていく。
 「あ〜ぁ、めんどくせーな」
 啓吾が向かって行った先には、大きな岩が無数に転がっていた場所だった。
 「こんな岩、軽く殴れば粉々なんだよなぁ・・・・」
 と、言って軽く岩を殴る。すると、あの大きい岩が一瞬で粉々になってしまった(蹴りでも同様)。
 「あ〜ぁ・・・暇だー・・・――――。あ!」
 怜は、山の方に向かって、手を突き出して電気を送っているようだ。
 「狙いが定まらない・・・・・」
 と、言って木に一発手のひらに溜めた電気を飛ばす。
 「あっ・・・・!!!」
 溜めた電気は、残念ながらも木に当たらず、何処か遠くに飛んでいった。
 「は〜ぁ・・・・。むずかしい」
 怜がため息をついた・・・・、その時。
 「なっ・・・?!!何これっ?」
 後ろからものすごい勢いで風が吹いてきた。












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