あたしは?
高校生になって一ヶ月、少し出遅れた。
周りはもうグループ組んで楽しそうに会話している。中学ん時が懐かしく思う。
「ねぇねぇねぇねぇねぇねぇ!俺さぁ…」
クラスでもとりわけ目立つ木之本君。
「昨日、自転車で帰ってたわけ!ほんだらぁ、後ろからいきなりお巡りさんが来てさぁ!マジでびくった!」
だから何よ。お巡りさんが来て何よ。
「お巡りさんが、『君ぃ、制限速度は40kmだぞ。君は速すぎるぞ。2倍の速度は出ていたぞ。』だってさ!はぁ!?って感じじゃね!?俺、どんだけこぐの速いんだよって話だろぉ?俺は競輪選手かっ!」
「アッハハハハハ」
「木之本ぉ、マジ、お前おもろいわ!」
みんな笑ってる…。その話たいして面白くないし。てゆうか全然オチが面白くないし。
「アハハ…、でもよぉ、木之本お前、それウソじゃんか!昨日お前、俺と一緒に帰ったじゃん(笑)」
「かぁーっ!バレたか!」
「アッハハハハハ、バレる、バレねぇの問題じゃねぇし(笑)」
面白くない。全く面白くない。
でも楽しそう。羨ましい。あんなバカ言って、みんなと笑いたい。
木之本君と話してみたい。
少しだけ…そう思った。
周りはもうグループ組んで楽しそうに会話している。中学ん時が懐かしく思う。
「ねぇねぇねぇねぇねぇねぇ!俺さぁ…」
クラスでもとりわけ目立つ木之本君。
「昨日、自転車で帰ってたわけ!ほんだらぁ、後ろからいきなりお巡りさんが来てさぁ!マジでびくった!」
だから何よ。お巡りさんが来て何よ。
「お巡りさんが、『君ぃ、制限速度は40kmだぞ。君は速すぎるぞ。2倍の速度は出ていたぞ。』だってさ!はぁ!?って感じじゃね!?俺、どんだけこぐの速いんだよって話だろぉ?俺は競輪選手かっ!」
「アッハハハハハ」
「木之本ぉ、マジ、お前おもろいわ!」
みんな笑ってる…。その話たいして面白くないし。てゆうか全然オチが面白くないし。
「アハハ…、でもよぉ、木之本お前、それウソじゃんか!昨日お前、俺と一緒に帰ったじゃん(笑)」
「かぁーっ!バレたか!」
「アッハハハハハ、バレる、バレねぇの問題じゃねぇし(笑)」
面白くない。全く面白くない。
でも楽しそう。羨ましい。あんなバカ言って、みんなと笑いたい。
木之本君と話してみたい。
少しだけ…そう思った。
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