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あたしは?

[309]  一歩  2007-04-15投稿
何か言わなきゃ…
そんな真顔で言われたらなんて言ったらいいかわからなくなるよ…
あたし…笑いながら…普通に笑いながら『えぇ〜』って受け流す余裕、なくなってる…

「…なっ…何であたしが…アンタが手帳持っただけでほれっ、惚れるのよ…そんなに…そんな…に、あたしは軽い女じゃ…ない…」

だめだよ…本気にしてどうせあたしの思い違いで終わるのがオチなんだから…

「…惚れないのかよ〜。逃した魚は大きいぜぇ??」

「大きく…ないし、最初から捕まえてない…じゃあね…」

一気に顔があたしは、それを隠すようにあわててバタバタとドアへと向かった。

「あっ、島田ぁ!」

木之本君があたしの名前を呼んだ。

「…何?」

「手帳…俺、持とうかなって、マジで…。そん時は…選んでくれな」


…何?何なの?やめてよ…本気にするじゃん…!

「…えっ…あぁ…考えとくね…。じゃぁね…」

「あんがと、じゃあな」

あたしは走って教室を後にした。
心臓の鼓動が速すぎ…


――翌日、なんだか学校に向かう足が重かった。昨日、意識しすぎたからだ…。よし…普通に接しよう、普通に過ごそう…

だって…もう中学ん時みたいな思いはやだよ…

感想

  • 6805: 続きが読みたいです? [2011-01-16]

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