あたしは?
何か言わなきゃ…
そんな真顔で言われたらなんて言ったらいいかわからなくなるよ…
あたし…笑いながら…普通に笑いながら『えぇ〜』って受け流す余裕、なくなってる…
「…なっ…何であたしが…アンタが手帳持っただけでほれっ、惚れるのよ…そんなに…そんな…に、あたしは軽い女じゃ…ない…」
だめだよ…本気にしてどうせあたしの思い違いで終わるのがオチなんだから…
「…惚れないのかよ〜。逃した魚は大きいぜぇ??」
「大きく…ないし、最初から捕まえてない…じゃあね…」
一気に顔があたしは、それを隠すようにあわててバタバタとドアへと向かった。
「あっ、島田ぁ!」
木之本君があたしの名前を呼んだ。
「…何?」
「手帳…俺、持とうかなって、マジで…。そん時は…選んでくれな」
…何?何なの?やめてよ…本気にするじゃん…!
「…えっ…あぁ…考えとくね…。じゃぁね…」
「あんがと、じゃあな」
あたしは走って教室を後にした。
心臓の鼓動が速すぎ…
――翌日、なんだか学校に向かう足が重かった。昨日、意識しすぎたからだ…。よし…普通に接しよう、普通に過ごそう…
だって…もう中学ん時みたいな思いはやだよ…
そんな真顔で言われたらなんて言ったらいいかわからなくなるよ…
あたし…笑いながら…普通に笑いながら『えぇ〜』って受け流す余裕、なくなってる…
「…なっ…何であたしが…アンタが手帳持っただけでほれっ、惚れるのよ…そんなに…そんな…に、あたしは軽い女じゃ…ない…」
だめだよ…本気にしてどうせあたしの思い違いで終わるのがオチなんだから…
「…惚れないのかよ〜。逃した魚は大きいぜぇ??」
「大きく…ないし、最初から捕まえてない…じゃあね…」
一気に顔があたしは、それを隠すようにあわててバタバタとドアへと向かった。
「あっ、島田ぁ!」
木之本君があたしの名前を呼んだ。
「…何?」
「手帳…俺、持とうかなって、マジで…。そん時は…選んでくれな」
…何?何なの?やめてよ…本気にするじゃん…!
「…えっ…あぁ…考えとくね…。じゃぁね…」
「あんがと、じゃあな」
あたしは走って教室を後にした。
心臓の鼓動が速すぎ…
――翌日、なんだか学校に向かう足が重かった。昨日、意識しすぎたからだ…。よし…普通に接しよう、普通に過ごそう…
だって…もう中学ん時みたいな思いはやだよ…
感想
- 6805: 続きが読みたいです? [2011-01-16]