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時の恋4

[222]  プリン  2007-04-15投稿
しばらくして、遠くから人の話し声が聞こえてきた。それと、ぱかぱかと…
―ぱかぱか?馬っ?
とりあえず、すぐ近くの草むらに隠れた。
「…やはり、あいつは宮中に置いておくべきではないな。」
「おらも、そう思う。だが、そうもいかんだろ。」
話していたのは二人組の男だった。
ひでこはもう誰でも良かったので、駆け寄った。
「あのっ!町へはどうやって行けばいいんですか?」聞いてから、しまったと思った。そのふたりの格好はどうみてもおかしかった。―…な、何?この人たちもっ!
昔の人の格好みたい。…農民?
「なんだね。あんたは、こんな時間に、娘っ子が一人で。」
「あっ、あの、あたし…」ひでこが口をぱくぱくしていると、もうひとりの男が言った。
「お前さん、町に行くんだろ?こんな時間に一人じゃ危ない。おれらもちょうど町へ行くから一緒にきな。」
「え、でも…」
「お前さん変な格好だで、どんな事情があるかはしらんけど、こんなところにいたら山賊やらいっぱいだで、やられちまう。」
何も言わないうちに、町まで行くことになってしまった。
―…山賊って。なんのことを言っているの。ていうか、わたしより、あなたのほうがよっぽど変な格好じゃないの。
しぶしぶ二人の後を歩いていった。男たちは、帝だの、なんだのわけのわからない話しばかりしていた。


しばらくすると、遠くのほうに明かりが見えてきた。

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