黒い女
AM2:00
男の両手足、首はキレイになくなっていた…。
男は一人暮らしで仕事は近所の工場で事務の仕事をしていた。
職場では結構評判な真面目男で気前がよく、仕事終わりに職場の後輩達などによく、焼き肉をおごっていた。
この日も仕事が終わり、会社の後輩達と焼き肉を食べに行っていた。
(ﾌｳー食った食った)
男が言いながら大好きな煙草に手を伸ばす……
(ぷっはー、 うまいなぁ…)
タバコを吸いながら、満足な表情で満面の笑みを浮かべている。
後輩達は、男の方を見て…
(先輩!後よろしくお願いします)
とささやく様な声で言った。
(おぅ任せとけ!俺はもう少しここにいるから…)
と男が言うと、後輩達は嬉しそうに店を後にした。
その後、お酒も入ったせいか男は店の畳で寝てしまった。
男が1時間程眠った後店員が起こしにきてくれた。
時計を見ると深夜の1時55分だった(やべっ!)
男が辺りを見回すと、店には定員意外誰もいなかった。
その日、男は夜中12時頃まで残業をしてたらしく、そのせいでもあったのか眠気が襲ってきたのだろう。
男が勘定を済ませ店を後にする。
辺りは薄暗く、かすかに霧がかかった様な感じだった。
家からは1?ぐらいだろうか…
店からはそんなに遠くはなかった。
(早く帰ろう…)と思い、男は小走りで家までの道のりを目指した。
その時、ふと右の電柱の辺りに長い髪で黒い服の女が横切った様な感じがしたので、男が息を呑み振り返るとそこには誰もいなかった。
男が安心して(はぁ)とため息をついた…彼が前を向いて帰ろうとすると目の前に焼けただれ、口の変形した女が立っていた。
男は驚いて(うわぁ！)
と叫んでその場に座り込んでしまった。
女はだんだん自分の所に近づいてくる、
男は必死に逃げようとするが腰が抜けて動けない……
女はハハハハハハハと笑い……
(お前が殺したんだろ？)
と怒った顔で言った。
彼は、何の事かわからなにながらも
(ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、許してください…)
と言うと…
女は
(許さない!!!)
と耳元でささやくと男の両手と両足を思いっきり引っ張って抜いた…
ぎゃあぁああぁ！!!
男は叫んだ。
女は不気味な笑みを浮かべ彼の頭を両手で引っ張った。
(ニュル)(グチュ…)男の頭は抜けて
その場には男の体だけが残り、女は笑いながら消えていった。
おしまい。
感想
- 6843： 話の書き方としてはキレイだと思う でも、オチがよくわからないです なぜその男が狙われたのか、なぜその男なのか そのあたりの背景や描写が欲しかったです 頑張ってくださいね [2011-01-16]
- 6991： ↑の反応が自作自演に見えて仕方がない [2011-01-16]
