relations 31
ただそれだけのことなのに
なんで俺
こんなに嬉しいんだろ……
ふと、目が合った。
また俺の心読んだのかな。
俺の手に指を添えたユカリが、優しく微笑んだ。
もぅいいや。
ガキだろうが単純だろうが……ごまかす余裕もねぇよ。
理由なんかどうでもよくて……ただ嬉しくて仕方ねんだよ。
俺はユカリを引き寄せた。
耳朶を優しく噛んでから、そのすぐ下の少し後ろに唇をつける。
セフレにマークは厳禁。それは当たり前でお互い暗黙の了解。
でも、俺いつもつけてたんだ。
ユカリは知らなかっただろ?
わかりにくい場所だし
気付かれないように、つけるのはお前がイッた瞬間。
初めてつけたのは
あのピアスが、彼氏から貰ったもんだって聞いた日だったんだ。
白い首筋に、強く吸い付く。
「っ………。」
ユカリは小さく息を呑んだけど、抵抗しなかった。
しばらくしてゆっくり唇を離すと後に残ったのは真っ赤な薔薇。
アメジストなんかよりよっぽど似合ってるよ。
無意識に声に出してしまったらしい。
ユカリが声をあげて笑う。
その笑顔も薔薇みたいに綺麗で――目が離せなかった。
なんで俺
こんなに嬉しいんだろ……
ふと、目が合った。
また俺の心読んだのかな。
俺の手に指を添えたユカリが、優しく微笑んだ。
もぅいいや。
ガキだろうが単純だろうが……ごまかす余裕もねぇよ。
理由なんかどうでもよくて……ただ嬉しくて仕方ねんだよ。
俺はユカリを引き寄せた。
耳朶を優しく噛んでから、そのすぐ下の少し後ろに唇をつける。
セフレにマークは厳禁。それは当たり前でお互い暗黙の了解。
でも、俺いつもつけてたんだ。
ユカリは知らなかっただろ?
わかりにくい場所だし
気付かれないように、つけるのはお前がイッた瞬間。
初めてつけたのは
あのピアスが、彼氏から貰ったもんだって聞いた日だったんだ。
白い首筋に、強く吸い付く。
「っ………。」
ユカリは小さく息を呑んだけど、抵抗しなかった。
しばらくしてゆっくり唇を離すと後に残ったのは真っ赤な薔薇。
アメジストなんかよりよっぽど似合ってるよ。
無意識に声に出してしまったらしい。
ユカリが声をあげて笑う。
その笑顔も薔薇みたいに綺麗で――目が離せなかった。
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