神龍湖ぱーと?-?
先生が家を出ていったあと、バアちゃんがボクにこんな話をしてくれたことを、覚えている。
「克、あの先生のこと、恐いだろ?」
どうしてわかったんだろうと思いながら、ボクはうんと答えた。
「なんでなんだい?悪い人じゃないよ」
「だって、直感的に危ないって思ったんだ。それに、恐い笑い顔でボクと握手をしたんだ。バアちゃんからは、見えてなかったと思うけど。先生は、なんか隠してる気がする」
ふーん、とバアちゃんはちょっと考えた。
「そうなのかい。克の言ってることが本当なら、先生は確かにやばいねぇ。でも、しばらくは様子を見ようか」
うん、と言ってバアちゃんに聞いてみた。
「なんで、ボクが先生のことを怖がってるってわかったの?」
「だって、笑ってなかったからだよ。恐い顔して、警戒心むきだしだったじゃないか。先生は気付いてなかったみたいだけどね、バアちゃんの目は、ごまかせないよ」
そう言って、バアちゃんは、にっと笑った。そして、ボクを手招きした。ボクはバアちゃんの方に行った。
「克、今から神さんに挨拶に行こうか。バアちゃんの家を出て、真っ直ぐ行って、突き当たりを左に曲がると、神龍湖っていう、湖があるから。これからよろしくって、言いにいこ」続
「克、あの先生のこと、恐いだろ?」
どうしてわかったんだろうと思いながら、ボクはうんと答えた。
「なんでなんだい?悪い人じゃないよ」
「だって、直感的に危ないって思ったんだ。それに、恐い笑い顔でボクと握手をしたんだ。バアちゃんからは、見えてなかったと思うけど。先生は、なんか隠してる気がする」
ふーん、とバアちゃんはちょっと考えた。
「そうなのかい。克の言ってることが本当なら、先生は確かにやばいねぇ。でも、しばらくは様子を見ようか」
うん、と言ってバアちゃんに聞いてみた。
「なんで、ボクが先生のことを怖がってるってわかったの?」
「だって、笑ってなかったからだよ。恐い顔して、警戒心むきだしだったじゃないか。先生は気付いてなかったみたいだけどね、バアちゃんの目は、ごまかせないよ」
そう言って、バアちゃんは、にっと笑った。そして、ボクを手招きした。ボクはバアちゃんの方に行った。
「克、今から神さんに挨拶に行こうか。バアちゃんの家を出て、真っ直ぐ行って、突き当たりを左に曲がると、神龍湖っていう、湖があるから。これからよろしくって、言いにいこ」続
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