特務戦艦ホーリーピーコック16
…「お茶を入れてくる」と言って、隊長は部屋を出て行き、俺はアリア=ブリュンヒルデと名乗った女性と向かい合って座っていた。
彼女は俺の顔を見て何故かニコニコと微笑んでいる。
ついに耐えきれなくなり、こちらから声をかけた。
「あっ あのっ!」
「はい。なんでしょう?」
彼女はニコニコのままで返事をした。
もしかしたらこの顔がデフォルトなのか?と疑いつつ質問する。
「え〜と…俺の顔になんか付いてます?」
一瞬、キョトンとしてから
「あら、ゴメンナサイ。
ウフフっ 貴方のお祖父様に本当によく似ていたから。」
「祖父をご存知なんですか?」
「知ってるだけならほとんどの人が知ってるでしょうけど。」
俺の祖父、ハヤテ=オオトリ元少佐は、いわゆる[大戦の英雄]というやつだ。パイロットとして数多くの戦場に参加し、伝説的な活躍をみせ、《空神》と呼ばれていた。
退役後、両親(祖父にとっては息子夫婦)を亡くした俺を育ててくれたのだが…3年前、祖母とともにクルーザー(民間宇宙船)で出かけたまま行方不明。
すでに死亡とされている。
彼女は俺の顔を見て何故かニコニコと微笑んでいる。
ついに耐えきれなくなり、こちらから声をかけた。
「あっ あのっ!」
「はい。なんでしょう?」
彼女はニコニコのままで返事をした。
もしかしたらこの顔がデフォルトなのか?と疑いつつ質問する。
「え〜と…俺の顔になんか付いてます?」
一瞬、キョトンとしてから
「あら、ゴメンナサイ。
ウフフっ 貴方のお祖父様に本当によく似ていたから。」
「祖父をご存知なんですか?」
「知ってるだけならほとんどの人が知ってるでしょうけど。」
俺の祖父、ハヤテ=オオトリ元少佐は、いわゆる[大戦の英雄]というやつだ。パイロットとして数多くの戦場に参加し、伝説的な活躍をみせ、《空神》と呼ばれていた。
退役後、両親(祖父にとっては息子夫婦)を亡くした俺を育ててくれたのだが…3年前、祖母とともにクルーザー(民間宇宙船)で出かけたまま行方不明。
すでに死亡とされている。
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