わがまま ?
その映画は、話題になるだけあってすごくおもしろかった。
ハチャメチャな主人公の女の子に、彼氏が振り回される話。
わがまま言いたい放題の彼女が可愛くて…羨ましくて……
「すごかったね。」
映画館から出て夜の街を歩きながら、私は呟いた。
「なにが?」
ラブコメは性に合わないらしく、眠そうなカズヤ。
きっとレンもこんな感じになるだろぅな………って、もぅ!
今はレンのことは忘れよっ!!
「主人公。わがままだったね。」
「…あぁ。」
興味なさそうに答えるカズヤを覗きこんで、私は聞いてみた。
「ね。もしマキがあんなわがままだったらどぅ思う?」
眉を上げて見てくるカズヤ。
少ししてから口を開いた。
「…まぁ、女は多少わがままなくらぃが可愛ぃんじゃね?」
「へぇ…。」
そぅいぅもん?
でもそれは彼氏に愛されてることが前提だよね。
「お前もさ。もっとわがまま言えよ。」
「無理だよ……。」
だって、わがままなんて言ったら絶対ぅざがられる。
めんどくさぃと思われる。
きっと、捨てられる。
下を向く私の頭をぐしゃぐしゃと撫でて、カズヤが言った。
「カラオケでも行っちゃう?」
「ぇ?」
思いがけないカズヤの誘い。
私はカラオケ大好きだけど、カズヤはあまり好きじゃなぃはず。
見上げると珍しく微笑んでた。
私を元気づけようとしてんだ……本当に良いやつ!
「行きたいっ!」
大きく頷くと、カズヤは小さく笑ってカラオケ屋へと歩き出した。
ハチャメチャな主人公の女の子に、彼氏が振り回される話。
わがまま言いたい放題の彼女が可愛くて…羨ましくて……
「すごかったね。」
映画館から出て夜の街を歩きながら、私は呟いた。
「なにが?」
ラブコメは性に合わないらしく、眠そうなカズヤ。
きっとレンもこんな感じになるだろぅな………って、もぅ!
今はレンのことは忘れよっ!!
「主人公。わがままだったね。」
「…あぁ。」
興味なさそうに答えるカズヤを覗きこんで、私は聞いてみた。
「ね。もしマキがあんなわがままだったらどぅ思う?」
眉を上げて見てくるカズヤ。
少ししてから口を開いた。
「…まぁ、女は多少わがままなくらぃが可愛ぃんじゃね?」
「へぇ…。」
そぅいぅもん?
でもそれは彼氏に愛されてることが前提だよね。
「お前もさ。もっとわがまま言えよ。」
「無理だよ……。」
だって、わがままなんて言ったら絶対ぅざがられる。
めんどくさぃと思われる。
きっと、捨てられる。
下を向く私の頭をぐしゃぐしゃと撫でて、カズヤが言った。
「カラオケでも行っちゃう?」
「ぇ?」
思いがけないカズヤの誘い。
私はカラオケ大好きだけど、カズヤはあまり好きじゃなぃはず。
見上げると珍しく微笑んでた。
私を元気づけようとしてんだ……本当に良いやつ!
「行きたいっ!」
大きく頷くと、カズヤは小さく笑ってカラオケ屋へと歩き出した。
感想
感想はありません。