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―僕の事情―8

[206]  T.K  2007-04-24投稿
あっという間に海斗の部屋。
現在の状況を簡潔に説明しよう。

僕と海斗は今ベッドに並んで腰かけています。

はぁー……ありえない。

僕は心の中で深い溜め息をついた。

どんだけ僕の事いじめりゃ気がすむんだよ、神様。

こんなの生き地獄だ。

「で、涼。どんな悩みなわけ?遠慮せずに言えよ。ちゃんと聞いてやるから。」

こいつ…確信犯か?

こんな状態で何をしゃべればいいのさ!

僕は混乱におちいった。

すぐ横には大好きな人がいて、部屋には二人きりで…おまけにベッドだぁ!?

僕は自分でもわかるくらい顔が真っ赤になっていた。

顔が熱い。頭がおかしくなりそうだ。

そんな中で僕の頭にふと今朝の事が蘇った。

そうだ…今朝の事、謝らないと…

僕は朦朧とする思考で必死に言葉を探した。

「あのさ……」

紅潮した頬を見られたくなくて俯き、拳を握りしめ、必死に言葉を紡ぐ。

「ん?」

「…今朝、ごめん。」

やっと、言えた。

心の靄が一つ消えた気がした。

「あぁ、別にいいよ。涼は悩んでて苛ついてたんだろ?ちゃんと分かってるから。」

ふと海斗の顔を見上げると、優しい顔で僕を見ていた。

僕は首が痛くなりそうな程素早く顔を背けた。

「…不意打ちで…その顔は反則だよ……」

僕は聞こえないように小さく呟いた。

「え?何か言ったか?」

「なっ、なんでもない!」

海斗の質問に僕は海斗を見てわたわたしながら慌てて答えた。

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