年下の彼10
優希と航は外に出た。
「航くん彼女できたんだって?どんな子?」
「…別れた。」
航はうつむきながら答えた。
「そうなんだ…。ごめんね。変なこと聞いて。」
首を横に振り、少し間をおいて航が口を開く。
「俺、やっぱり、優希さんの事、諦められない。」
「……航くん?」
「夏休み、また会って実感した。忘れられるかと思ってたけど、だめだった。」
「…うん。でも、私、四つも年下の男の子とは付き合えないよ。」
「……そうじゃなくて…」
「…?…航くん?」
「優希さんは、俺の事どう思ってるの?それが聞きたい。」
優希は確実に航に魅かれていた。
ただ、戸惑っていた。
「…正希の友達だし…やっぱり無…」
航は優希の肩を抱き寄せた。
「ちょっ…航くん!?」
「年下とか正希の友達とかじゃなくて、ちゃんと優希さんの気持ちを教えて。今の気持ちを。」
鼓動が高鳴る。航の鼓動も優希に伝わってくる。
「ごめん。…よく分からないの。」
「…何が?」
「航くんの事、気になってしょうがなかった。でも、恋愛感情じゃないかもしれない。」
優希は正直な自分の気持ちを航に伝えた。
「うん。」
「航くんの事、もっと知りたい。」
「うん。」
「…以上。もういい?…」
優希は航から離れる。
「優希さん。」
「ん?」
「俺も、もっと優希さんを知りたい。」
「…うん。」
「とりあえず友達 になって?」
航の言葉に、優希は、はにかんでうなずいた。
「さん付けは禁止ね!航。」
「ん。」
「んじゃあ、呼んでみて?」
「…優希…。」
「うん。」
「そだ。航。受験終わったら、水族館いこ?」
「うん。」
2月
航と優希はメールや電話はしていたが、二人で会うことはなかった。
『N高校、受かった。お祝いしてくれる?』
「うん。じゃあ、なんかご馳走する。」
二人は食事に出掛けることになった。
「航くん彼女できたんだって?どんな子?」
「…別れた。」
航はうつむきながら答えた。
「そうなんだ…。ごめんね。変なこと聞いて。」
首を横に振り、少し間をおいて航が口を開く。
「俺、やっぱり、優希さんの事、諦められない。」
「……航くん?」
「夏休み、また会って実感した。忘れられるかと思ってたけど、だめだった。」
「…うん。でも、私、四つも年下の男の子とは付き合えないよ。」
「……そうじゃなくて…」
「…?…航くん?」
「優希さんは、俺の事どう思ってるの?それが聞きたい。」
優希は確実に航に魅かれていた。
ただ、戸惑っていた。
「…正希の友達だし…やっぱり無…」
航は優希の肩を抱き寄せた。
「ちょっ…航くん!?」
「年下とか正希の友達とかじゃなくて、ちゃんと優希さんの気持ちを教えて。今の気持ちを。」
鼓動が高鳴る。航の鼓動も優希に伝わってくる。
「ごめん。…よく分からないの。」
「…何が?」
「航くんの事、気になってしょうがなかった。でも、恋愛感情じゃないかもしれない。」
優希は正直な自分の気持ちを航に伝えた。
「うん。」
「航くんの事、もっと知りたい。」
「うん。」
「…以上。もういい?…」
優希は航から離れる。
「優希さん。」
「ん?」
「俺も、もっと優希さんを知りたい。」
「…うん。」
「とりあえず友達 になって?」
航の言葉に、優希は、はにかんでうなずいた。
「さん付けは禁止ね!航。」
「ん。」
「んじゃあ、呼んでみて?」
「…優希…。」
「うん。」
「そだ。航。受験終わったら、水族館いこ?」
「うん。」
2月
航と優希はメールや電話はしていたが、二人で会うことはなかった。
『N高校、受かった。お祝いしてくれる?』
「うん。じゃあ、なんかご馳走する。」
二人は食事に出掛けることになった。
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