消えない過去32ホスト初日
俺は一樹と一緒にホストクラブ、初出勤だ。
俺はあくびばかりしていた。一樹もそうだ。
昨日から緊張してあまり眠れなかったのだ。
一樹もきっとそうなのだろう。
店に夜中12時の開店一時間前に来いとのことだったので、10時半にコマ劇場の前で一樹と待ち合わせをして店に向かった。
お互いに慣れないスーツ姿を見て、ふざけてつついたりして冷やかした。
店名というか源氏名を考えるようにと言われていたので、いくつか考えてきた。
いくつか用意しておかないと他のホストとダブる可能性があるからだ。
芸能人にでもなったような気分で照れくさい。
かっこよく気取った名前を考えてきた。
店の入っている建物の前にきて二人ともしばらく意味もなく、立ち止まっていた。
そして深呼吸をしてエレベーターに乗った。
「いくか!」と俺は声を一樹にかけた。
店に入ると店内は明るくあの時、客で行った時の雰囲気とはまるで違っていた。
照明でこんなに違う雰囲気になるものなのか、と思った。
「おはようございます」一樹と俺は大きな声で挨拶をして店に入った。
するとホストらしからぬ、年のいった男がよってきて、
「おまえらは誰だ?」と言う。
そしてあのヘルプで名刺をくれたホストの名前を出し説明した。「ああ、今日から来る新人だね。」
「じゃ上着を脱いであのホストに何をすればいいか聞いてオープンの準備をしてくれ。」
そういうとさっさとフロントの奥に入っていってしまった。
俺はあくびばかりしていた。一樹もそうだ。
昨日から緊張してあまり眠れなかったのだ。
一樹もきっとそうなのだろう。
店に夜中12時の開店一時間前に来いとのことだったので、10時半にコマ劇場の前で一樹と待ち合わせをして店に向かった。
お互いに慣れないスーツ姿を見て、ふざけてつついたりして冷やかした。
店名というか源氏名を考えるようにと言われていたので、いくつか考えてきた。
いくつか用意しておかないと他のホストとダブる可能性があるからだ。
芸能人にでもなったような気分で照れくさい。
かっこよく気取った名前を考えてきた。
店の入っている建物の前にきて二人ともしばらく意味もなく、立ち止まっていた。
そして深呼吸をしてエレベーターに乗った。
「いくか!」と俺は声を一樹にかけた。
店に入ると店内は明るくあの時、客で行った時の雰囲気とはまるで違っていた。
照明でこんなに違う雰囲気になるものなのか、と思った。
「おはようございます」一樹と俺は大きな声で挨拶をして店に入った。
するとホストらしからぬ、年のいった男がよってきて、
「おまえらは誰だ?」と言う。
そしてあのヘルプで名刺をくれたホストの名前を出し説明した。「ああ、今日から来る新人だね。」
「じゃ上着を脱いであのホストに何をすればいいか聞いてオープンの準備をしてくれ。」
そういうとさっさとフロントの奥に入っていってしまった。
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